「ソーシャルワーカーってなに?」とよく聞かれます。
説明すると、
「カウンセラーみたいな感じ?」とよく言われます。


国際ソーシャルワーカー協会の「ソーシャルワークの定義」(2000年7月)によると、


「ソーシャルワーク専門職は、人間の福利(ウェルビーイング)の増進を目指して、社会の変革を進め、人間関係における問題解決を図り、人々のエンパワーメントと解放を促していく。ソーシャルワークは、人間の行動と社会システムに関する理論を利用して、人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入する。」


…。
よくわかりませんよね?

つまり、
ソーシャルワーカーは、個人の問題解決を支援しながら、社会を構成する一人ひとりの持つ力に働きかけ社会全体を良くしていく、社会の円滑剤です。

1人ひとりの話を聞く時、ソーシャルワーカーは真剣に話を聴きます。

カウンセラーみたいですね。
でもカウンセラーとは違います。
カウンセラーの話の聴き方は心の奥に入っていくやり方です。
一般的には、傾聴して受容して相談者の感情を繰り返すことによって相談者の気づきを促す方法が使われます。
「辛いんです」「辛いんですね」のようなやりとりです。


ソーシャルワーカーは、
今までどのように暮らしてきたのか、
今どうやって暮らしているのか、
これからどうやって暮らして行きたいのか、
それを大事にします。
そのために、過去や現在の気持ちや考えを聞くのです。

孤独に生きることを自ら選ぶ人もいます。
結果孤立しているのであれば、なんらかのつながりをその人の周りに作るのがソーシャルワーカーの役目です。

えんみは、人の中にある強さを信じているのです。
それは自分の弱さを認める強さも含まれます。
えんみは、みんながそれぞれに思う安心して暮らせる家で暮らせる社会を作りたいと思うのです。