大変大変ご無沙汰しております。
ひっさしぶりにアメブロを開いて、すっかり様式が変わっていてびっくりしております。
さて、こちらのブログ、もう見る方もゼロに近いと思うのですが、ケジメとして・・・
私の可愛い可愛い可愛い娘どりるは
2020年10月27日(火) 旅立ちました。
12歳4か月と11日。目標としていた14歳の誕生日は迎えられませんでしたが、天寿を全うした大往生でした。
10月に入ってからは特に仕事が忙しく帰宅が遅かったのですが、この日だけいつもより1時間ほど早く帰宅出来ました。
前日の夜帰宅したときからやや体調不良だったのですが、ちょっと持ち直して火曜日朝は出勤。帰宅すると呼吸は浅く意識朦朧。でも苦しそうとかではなく、「あ~ やっと帰ってきてくれた。アタシもうダメかも~ 十分頑張ったからもういいわ~」と言っているようでした。
朝ごはんも食べて排泄もちゃんとして、最期の力を振り絞って私の帰りを待っていたのでしょう。その後10分余りで私の腕の中で息を引き取りました。
最期はプスッと小さく息を吐いて、息が止まったのかどうか迷うくらい本当に本当に穏やかに眠りにつきました。
お友達に、「幕引きまでカンペキ!」と言ってもらえたのですが本当にその通りで、最期は痙攣発作で苦しむかもしれない。と覚悟もしていたので、私に後悔させまいという気持ちがわが娘ながら「さすがどりる」と誇りに思います。
10歳のお誕生日ブログを更新してからのどりるは、緑内障による両眼の失明だけでなく、耳根膿瘍、内耳由来の痙攣等の神経症状、真菌の発生等トラブル続きでずっと闘病生活でした。
10歳当時苦労していた毎日の点眼。車内ケアは + エステ(T touch)でどりるも納得満足の時間となり、この頃からお互いのココロの距離がグーンと近づいたように思います。
そしてこの後2年余りの闘病生活を支えてくれた大きな力の一つが ココロのおうち 森本さんに勧められた 動物の為の中医学(鍼治療と漢方薬)でした。
勿論定期的にかかりつけ医にも通院し、西洋医学による治療も受けました。
西洋医学が効かないと感じたからではありません。中医学は病気そのものを治療するというより、不調となっている症状を正しい方向(良い方向)へともっていくもので(簡単に言いすぎていますが)病気そのものを完治させてしまうのとはちょっと違います。が、個々の体質や性格などを元に体内のバランスを上手く戻していくことで、例えば鍼治療を受けている途中から症状緩和されたり(イビキがなくなり呼吸が楽になったり)、翌月の診察までの間に「あれ?調子いい」と徐々に効果を感じたりと、どりるにとってはとても効果的なものでした。
毎月治療を受けていたどりるは、イビキなどの呼吸器症状の改善だけでなく下肢のふらつきや神経症状、眼圧上昇や眼振を抑える治療もしていただきました。
鍼治療なんて、美容鍼気分で施術中寝てしまうくらい好きで(笑)、なんともどりるらしいと毎回私も楽しみでした。
勿論 鍼治療が苦手な子向かない子もいます。
が、どりるの他にも中医学で助けられたさんは沢山いて、まだまだ動物中医学が受けられる病院は少ないですが、西洋医学だけでは改善されない症状や状態の助けになるのではないかと思います。
西洋医学で限界を感じている飼い主さん、ぜひ中医学も考えていただけたらと思います。
そして、鍼や漢方の他にも助けられたアイテムがあります。
御存知の方も既に使用されている方もおられると思います。
ココロのおうちさんもイチ押しの SILI-K(シリーケー)、ピュアサイエンス、ワン酵素、そしてクレイ。
これらは耳根膿瘍の洗浄処置や角膜炎、結膜炎、涙でガビガビになった眼の周りのケアに使用しました。
インスタとか見ているととくに垂れ耳さんは耳根膿瘍が多いように思います。
どりるも耳掃除は上手。といつも言われていたのですが、11歳直前に膿瘍が出来て外科的処置が必要となりました。最終的には外耳炎⇒中耳炎⇒鼓膜破壊して内耳炎。となり、全身麻酔での排膿処置を繰り返すデメリットを考えて自宅で日々ケアをして膿瘍を出す方法を選択しました。
シリーケーって本当にすごいんです細胞の活性化や消炎。他にも効果はありますが…(詳しくはココロのおうちさん商品ページをご覧ください)涙で禿げた目の周り、毛生え効果も抜群でした
さんの膿はその特徴として非常に粘稠なのですが、シリーケーを使うと膿が柔らかくなりとても処置しやすくなります。併せてクレイペーストでパックをすると毒素を吸引吸着する作用から更に排膿しやすくなるのです。
このケア方法は勿論ココロのおうちさんに指導を受けたのですが、ここでもまたおススメさせていただきます。
病院での治療が困難など、耳根膿瘍に限らず膿で困っている飼い主さん。かかりつけ医の治療と併せて自宅で出来ることがあるかもしれません。
ケアが出来る専門店さん(☜ココ重要)に相談されることも是非検討してみてください。
ただし、これは必ずしも「完治」とは限りません。あくまでも「ケア」方法の一つで、治癒を助けるものだと思ってください。
我が子を思うがためについつい「完治」を期待してしまいますが、そう思うとお互い疲れてします。
特にシニアの子は、現状維持できること、進行を遅らせることもその子にとってはとても意味があることだと思います。
私たちは治療はできません。しかし、毎日のケアを続けるのは大変でもきっとそれは我が子のQOLを高めてくれ、結果お互いのココロが深~いところで繋がってとても幸せな時間が過ごせるはずです。
かれこれ2年余りの日々のお世話は私の生活スタイルも随分変わりました。
車内ケアも10歳の夏に体調を崩して一度強制給餌をしてからは室内で出来るようになりました。
が、朝活は長らく続き毎朝5時半起き。シリーケイ諸々の効果もあって膿が出なくなって「やったー」と思ったら次は神経症状が出て、今年の4月には主治医もドン引きするくらいの激しい痙攣を起こして徐々に自力で起き上がれなくなり、GWくらいからは半寝たきりとなりました。
日中仕事で倒れていても起こしてあげることが出来ない辛さ。相当なものでした。
12歳の誕生日を迎えた頃から夜は毎日寝室に小さくサークルを作って一緒に寝ました。
クッションにもたれて立てるけれど、お水はお皿を口元にもっていかないと飲めないので2時間おきに起きて飲ませてあげて、身体の位置やら向きを変えて褥瘡が出来ないようにしたり。。
また朝夕リハビリをしたり、週2回ほどのクレイ浴をしたりと毎日のケア時間はうんと増え、私の睡眠も浅く短くなっていましたが、この7か月余りはとても充実していて、お世話ができることが本当に幸せでした。
日中の様子は毎日気にはなりましたが、WEBカメラは使用しませんでした。つけたところで仕事中は見れないし、見ても帰れないし。
でも、そんなことはどりる自身が一番よくわかっていて、お留守番中はそれなりに上手く過ごしていました。出来ないのは飲水だけで、野菜や牧草、お皿のペレットもどうやって食べているんだろうと思うほど上手に食べていました。(たまにひっくり返して全然食べていない日もありましたが)
そうそう。夜はお水を飲ませて。とかペレットこぼれた。とか「起きてよー」ってちゃんと合図してくれてたんですよ。
両手の爪でお皿をカチャカチャ鳴らしたり、手足で牧草をシャカシャカ掘ったりして。
それがまた可愛かった~
元々、自立心があるどりるでしたが、さんの持つ力はとても優れていて、人間が手出ししなくても出来ることは沢山あると思います。
因みに、私が休みの日は全然動かず何も食べないなんてこともよくありました。「今日は食べさせてくれる~」とか思ってたのかな。
そんなことから、心配することは必要だけど過剰に心配せず、その子の持つ力を信じてあげることも大切だと感じる出来事でした。
って。めっちゃ長くなってるけどアメブロって文字数制限とかあるんかな?(;^ω^)
〆ブログなのでもう少しお付き合いください。
私はこの2年、介護生活大変とは全く思いませんでした。
ただただどりるがしてほしいこと、助けてほしいことを考えて手を貸していただけで、単純に
眠たい。とか仕事が忙しい時はしんどい。とかは思いましたが、おばあちゃんになったどりるが
涙が出るほど愛しくて毎日が幸せでした。
人間の介護もそうですが、いつまで続くのかわからないとしんどくなるかもしれません。でも、
終わってしまえばもっとお世話したかった。心の底からそう思います。
だから今介護をしている方も、そうでない方も、もし我が子が介護や介助が必要になったときは存分にお世話をしてあげてほしいのです。
それは決して自分を犠牲にして。とういうことではありません。
仕事や家事育児時間を削るのではなく、ちょっとしたお楽しみ時間を我が子のために使ってあげてください。
誕生日には毎年「14歳で2回目のうさぎ年を迎えるよ」と言ってきました。
でも、11歳の誕生日には14歳は難しいな。と感じていました。
残された時間には限りがあると受け入れたからこそ 自分の時間が減っても楽しくお世話が出来たのだと思います。
ブログを離れた私はインスタをしていますが、ほぼ見る専用です。
SNSで同じように闘病する子たちの姿は本当に励みになります。毎日見ているし決して否定はしません。
でもSNSでのやり取りって意外と時間を取るなと感じていて、私はその時間ががあればちょっとでも手をかけてあげようと思って過ごしていました。
お世話時間の作り方は工夫次第。考え方次第で気持ちの負担も減ると思います。
私とどりるのお別れは、たまたま運が良かったのだと思います。
どんなに一生懸命お世話しても哀しいお別れになることのほうが多い気がします。
でも、急なお別れでも、最期に立ち会えなくても、尽くした気持ちはきっとわかってくれていると思います。
長い期間、時間ではなくどれだけ向き合ったか。
大切なのはそこ。ですね。
なーんて、偉そうなこと言ってしまいましたが、私も後悔したことはありましたよ。
後悔しない人はいない。そう思うことも大切なんじゃないかな。とも思います。
ココロのおうち 森本さんを始め、主治医の先生やたくさんのお友達に支えられた12年4ヵ月。皆さんとの繋がりがなければこんなに幸せな日々は過ごせなかったと思います。
心から感謝しています。
元々ダラダラブログなのに、今日は史上最高に長くなりました(;^ω^)
うさぎ好きさんとお話ししたくて始めたこのブログも今日で一旦終了としますのでお許しください。
アカウントは残しますけどね。
どりるから最後の挨拶ですって。