今日は畑に行きました。10月に種や苗を植え、すくすくと育っています。

ラディッシュのように約一ヶ月ほどで収穫できるものもあれば、三ヶ月くらいかかるものもあります。種を蒔いて、水をやり、雑草を抜き、芽かきをし、収穫するという全ての工程がとても楽しいです。

 

最近ぐっと寒くなったせいか、レタスなどの葉の中で卵を産む虫が多いです。雨風や冷気を避けているのでしょう。葉のお布団でリラックスしているのでしょうか。最近は私もダウンを着て、羽毛布団を用意しました。人間も虫も同じようなことをするのですね。そう思うと、大切に育てた野菜を虫が食べてしまうのも仕方がないことかもしれません。

 

このように自然と一体化して過ごすことは、心と体が一致している状態なのでしょう。

日本はたくさんのビルが建っており、都会も多い国ですが、とても興味深いことに日本人は原住民族の方々と似たような感性を持っているそうです。それは、自然と一体化しているということであり、五感がくっついている状態。つまりシナスタジア(共感覚)的な感覚を持っているということです。

 

先人たちの和歌を拝見していても、彼らが非常に繊細で、かつシナスタジアの感覚を持っていたことが分かります。和歌を詠む上で大切なのはテクニックよりも、先人と同じ知覚フィルターを使い、五感を使って表現をすることでしょう。「万歌の会」ではそのような部分を大切に歌会を開催しております。

 

いかに洗練された歌を詠むには、言語上のテクニックではなく、音の響き感覚に鍵があると思います。

 

また今後も詳しくお話したいと思います。

今日も読んでくださりありがとうございました。

 

 

「万歌の会」 会長 太三太