名古屋市大須の北野神社  旭遊郭の唯一の名残り!? | よろよろ もうもう 

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有名な大須観音の2ブロックほど北に北野神社があります。

ほとんど訪れる人(観光客)もいない 静かな小さな神社ですが 深い歴史があることを知りました。

 

そもそも大須観音は この北野神社の別当寺(神仏混合の時代に 神社の管理やお守りをする寺)で、大須観音と北野神社は表裏一体の関係。

岐阜県羽島市の”大洲”地区に 有名な後醍醐天皇が造営した天神様(天満宮)だそうで 1610年ごろの徳川家康の清州越しの際に 大須観音と北野天満宮は 名古屋大須に移りました。

大須の名前は 岐阜県羽島市の大洲⇒大須から来たそうです!

 

尾張名所図会の大須観音の絵にも この天神様が描かれていました。

この絵の天満宮が現在の場所に移った経緯は不明ですが、明治時代に清寿院、静安寺、大須観音のお墓に囲まれた一画に 北野新地という小さな公認遊郭ができ 手狭になったので 旭遊郭へ拡大発展したそうです。

 

北野神社の玉垣には 旭遊郭の楼名が刻まれています!

  本家長壽楼 分家長壽楼 福岡楼 金波楼 新金波楼 等

北野神社の前に小さな祠がありますが 亡くなった遊女の供養の祠だそうです。

 

北野神社や祠は 大須地区に唯一残されている遊廓の貴重な名残と思われます。