ソロバンと数字と仏教と。

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 らいらいは根っからの文系人間です。

 なので、小学校の時から算数と理科は大の苦手でした。


 

 なので。

 まだむにはちょっとでも算数が得意になって貰いたいと思いまして~~まだむには算盤(ソロバン)を習わせたのでございますそろばん

 このデジタルの時代に、ソロバンなんてアナログな・・・と思うなかれそろばん

 上級者ともなれば、電卓使うよりも計算早くて正確ですからキラキラ


 まぁ、まだむはそこまではいかなかったものの汗①
 小学校の間ずっとソロバンに行っていたおかげで、なんとソロバン・暗算共に1級です。

 らいらいは紙がないと2桁×2桁の計算は出来ませんが(いや、1桁×2桁でも怪しいかも・・・)まだむは3桁×3桁くらいなら暗算でもOKらしい・・・

 誰の子っすか!?



 そのまだむがソロバンをしていた頃に、何かの賞品で筆立てを貰ってきました。

 

 それがこちら サゲサゲ です。




 


らいらい軒





 筆立てに書かれている 『塵劫記』というのは江戸時代初期の1627年、和算家の吉田光由が明の『算法統宗』からヒントを得て執筆した算術の本です。

  江戸時代に発行された数学書最大のベストセラーであり、ロングセラーでありました。


 数の桁の名称や単位、九九などの基礎的な知識のほか、米や材木の売買、立木の高さの測量、検地など面積の求め方など日常生活に必要な算術全般について書かれているそうで・・・



 この筆立てにあるのは、数の桁の名称ですねルンルン

 まずは一を基準にして、向かって右に小さい方の数の名称。

 一・分(ぶ)・厘(りん)・毛(もう)・絲(し)・忽(こつ)・微(び)・繊(せん)・沙(しゃ)・塵(じん)・埃(あい)・渺(びょう)・漠(ばく)


 一を基準に、向かって左は大きい数の名称ですね。

 一・十・百・千・万・億・兆・京(けい)・垓(がい)・じょ(禾に予)・穣(じょう)・溝(こう)・澗(かん)・正(せい)・載(さい)・極(ごく)・恒河沙(こうがしゃ)10の52乗・阿僧祇(あそうぎ)10の56乗・那由他(なゆた)10の60乗・不可思議(ふかしぎ)10の64乗・無量大数(むりょうたいすう)10の68乗



 もう此処まで行ってしまうと、どれだけ大きいのか小さいのか、想像もつきません涙

 もはや人智を越えた神様の数字ですね・・・神




 それもその筈。

 『塵劫記』という書名は、京都五山の一つ・天竜寺の長老玄光がつけたもの。

 『蓋し塵劫来事糸毫不隔』の句から来ています。


 その意味は・・・と申しますと

 法華経 の『塵点劫』(この世の土を細かく砕いて粉にしたものを千の国を通るたびに一粒ずつ落としていき、その砂がなくなるまでに通る国の数のことで、数えきれないくらい大きな数のたとえ)に由来しており、『永遠に等しいほどの長い時間が経とうとも変わることのない真理』という意味もあるのだそうです。


 宗教と数学って、深いつながりがあるんだなぁ・・・


 

 

 そこで。

 仏教と数学の関係についてもっと知りたい方へオススメのサイト様があります!!13


 らいらいと相互読者登録をしてくださっている佐伯眞魚さまのブログです。


 修験者の方なのですが、とにかく話が面白い。

 数学という言葉だけで拒絶反応を起こすらいらいでも、大丈夫でしたもの笑 

 試しに、オススメ記事のアドレスを貼っておきましたので飛んでみて下さいねゴー

http://ameblo.jp/seapock/entry-10762439734.html


http://ameblo.jp/seapock/entry-10762146899.html




『博士の愛した数式』の映画を見た時にも思ったのだけれど、こんな風に数字と向き合えたならばワタシも少しは数学が好きになれていたのかな・・・


無限という概念を数字で捉えることの出来る人が理数系、感覚として捉える人が文系なのかも知れません。