R6.4/9㈫
昨日の膝が内出血ですんで、
若干腫れてキシキシ言うが何とか走れそうだ。
今日は、45番、44番、46番と打つ予定にしていた。
山寺である。
44番の岩屋寺までは久万高原へ向けて走る。
途中道の駅でおじいちゃんに「はるか」を貰う。
言葉はよく聞き取れなったが「皮は硬いけどまぁまぁ美味しい」
と言っていたと思う。
実際食べてみると美味しい!
感動的に素晴らしく美味しいので
道の駅のレジの人に段ボールを分けて頂き、
実家へ送ることに。
なんと、無農薬、無除草剤だそうだ。
ベトナムの枯葉剤をみた時にこれは使っちゃダメだと思ったから使わず作っているので肌が悪いけど安全だ。
というようなことを言っていた。と思う。
なんせ歯が一本も無いうえに方言が聞き取れない。
本当においしいけど表示も無いしまぁモッタイナイ!
だから、近くにいた人たちに「これ、すごくおいしいですよ、除草剤も使ってないし無農薬なんですって!少し皮硬いけど本当においしいですよ」と軽く売り込みをした。
段ボールに一言書いたらもっとうれるのになぁ。
しかも、キロ250円である。箱には8キロ入った。
「じゃあ、箱の分、1キロとして7キロでいくらじゃろ?」
結局、送料の方が高いという。
しかも、袋にしこたまはるかを詰めて「もっていけ」と言う。
これから峠超えなのに。。。
いや、御接待は断っちゃダメなのだ。
サトちゃん、嬉しい苦笑い。
そう、峠越えである。
昨日に引き続き、風が強い。
しかもまたもや向かい風。
途中の遍路小屋では突風に吹かれる。
本当に有難い遍路小屋。
なんとか駐車場に着く。御本堂までは
そこから2キロちょい登山をするという今の私の膝には厳しい山だ。
途中のお店に無料の貸し出し杖があり借りる。
(写真の左に少し写ってるのが杖)
次の大宝寺までもヒルクライム。
そこを打ち終わっても坂が続く。。。
でもこれを超えればもう下り、もう足つかっちゃうもんねーとガシガシ行く。
サト「ちむちゃん、ゆっくりでいいよ~」
サトちゃんが頂上で待つ。
ん?どうしたんだろう。。。
私「サトちゃん、どうした下りだからカッパ着る?寒いもんね」
サト「どうしてかって?これ見てよ。。。」
みると、そこは砂利道。。。
しかも下り。。。
サト「これはいけないな。ちむ、今日は浄瑠璃寺諦めよう。うん、これみたら諦めもつく」
間に合いそうな微妙な時間だったんだけど、まぁ、無理だ。
となり、舗装道路を下って行く。
しばらく行くと木の間から右に松本市が広がる。
サト「松本市民もこんな景色見る人少ないかもよ。高速いっちゃうから」
頑張って上った人だけの特権である。素晴らしい景色だ。
下り坂の途中で高速道路からの車と合流。
途端に交通量が増える。
途中左の遍路道に入るも前々日の雨で落ち葉や小枝で道が荒れている。
私「サトちゃん、私これ無理。2キロ?歩くね。ごめんだけど、歩く。」
桜の花びらを後輪のフレームに溜めながら歩く。
サト「ちむちゃんここ(後輪)桜の花びら溜めて歩いてるね~花吹雪ができるよ」
たまにサトちゃん面白いこと言う。
そしてサトちゃんは先に降りてゆく。
私は一人薄暗い坂を自転車を押して下る。
途中軽トラのおじいちゃんが「パンクか?」と声をかけてくれる。
違うと言うと、「そうかパンクだったら自転車を下まで運ぼうかと思って」
と言うようなことを言ってくれた。自転車だけです。
何故って?お遍路だからです。
パンクではないと伝えるとブーンと行ってしまった。
でも、なんとありがたいことよ。
下でサトちゃんが待つ。
二つしか打てなかったので
今回のお遍路は全て回れないかもしれないと頭をよぎる。
計画を練りなおそうとホテルに向かう。
この日のお宿が最高でした。
隣に温泉が併設されてて、部屋は和モダン。
フロントの対応も簡潔で素晴らしく
オープンから10年以上経つのに本当に綺麗で掃除が行き届いている。
オーナーがバイクが好きらしく、駐輪場が屋根付きで広い!
ホテルの中にもバイクが何台か展示されている
とにかく値段以上のサービスでした。
(ここはまた泊まりたいホテル)
今回のサトちゃんのお宿選びはハズレがなさそうです。
明日は、近場のお寺をバシバシ打ちに行きます。
ここで私はお遍路のお寺って本当はもう少し少なったんではないか?
と疑念を持つことになります。
だってね、弘法大師が修行してお寺を開いたっていうけど、
1キロしか離れてない所に作る?
千年以上前のことです。誰も本当のところを知りえることはないけど、
私はもう少しお寺は少なかったのではないかと思い始めております。