サトちゃんと沖縄に行ってました。


もちろん、観光はしません。


ゴルフと釣りをして、


そして朝晩散歩してました。

 

とある日、


滞在先のマンションから毎日見ていた船が出航するとの情報を得る。

 

それではと散歩がてら見に行こうということになり、

 

雨対策をして出かける。

 

ギリギリまで近づこうとサトちゃんは

 

小雨がぱらつく中、ずんずん行く。

 

わきの方から車が来てそこはバリケードが無いからいけそうだ。

 

でも私は、「関係者以外立ち入り禁止」と書かれたボードを見つける。

 

私「ねぇサトちゃん、ダメって書いてるよ」

 

サトちゃんはチラッとそれを一瞥し、

 

サト「入れる。ほら!」

 

張られたチェーンを超えて入って行く。

 

えぇーそうい問題なのー??

 

入っちゃダメってなってるじゃん。。。

 

次の瞬間、

 

後ろから指笛、そしてパンパンパンと叩く手の音。

 

振り向くと、無言で両手を挙げてダメダメと手を振る警備員らしきおじちゃん。

 

サト「あっ、ダメ?」

 

と言いながら引き返す。

 

私はヒヤッとし、ほぅら怒られたじゃん!

 

という顔をした。(と思う)

 

私「サトちゃん、なんでダメってなってるところに入って行くの?ダメはダメじゃん」

 

サトちゃん苦笑いでもどこ吹く風って感じで

 

ならばと反対側に歩いていく。

 

もうもうもーーーう!


ベリッシマ号。


柵の中で釣りをしないでと書いてありましたが、


気持ちよさそうに釣りしてるメンズ2人あり。

 

サトちゃんは結構そういうことをする。

 

結構するのだ。

 

雪山のダムで「冬季通行止め」のバリケードも

 

よいしょと避けて車を通したらまた元の位置へ。

 

そして誰も走ってない真っ白な雪道を走る。

 

私はひやひや。

 

サトちゃんは平気でしかもいつも楽しそうなのだ。

 

私は、スタックしたらどうしよう。戻れなかったらどうしよう。

 

滑ってダムに落ちたら。。。

 

一番は、誰かに「怒られたら」どうしよう

 

と考えて楽しめない。



そうやって撮った映像がコレ↑

 

サトちゃんは、そうなった時に考えればいい。と楽しそうに遊ぶ。

 

もし、注意されたら「ごめんね~、さーせん」と謝ればいいじゃん。

 

 

その話を北ちゃんに話すと、北ちゃんも私と同じで「禁止」となってると入れないタイプ。

 

でも、それって楽しめる幅が狭いよね~。

 

確かに。

 

だからと言って全てのルールとかを守るわけじゃない中途半端さ。

 

釣りをしていて北ちゃんが「テトラの向こうに魚がうじゃうじゃいるからみて!」

 

と何度も言うが、私は釣り場に入る前に

 

「テトラに乗って釣り禁止」と書かれたのを見てしまっていたのだ。

 

だから、北ちゃんが何度言っても乗れないのだ。

 

かといって、テトラで釣りをしないかと言えばそうではなく、

 

その標識から離れたテトラでは平気でするのだ。

 

自分の中のその看板の効力を決めているのだ。

 

ここまでならもう効力が切れてるだろうとw

 

ほんと、中途半端。

 

サトちゃんの考え方の方が体験の幅が広くなるし

 

楽しめる確率がぐんと上がって新しい発見もある(かもしれない)

 

やってみなくちゃ分からないじゃん!って生き方で素敵です。

 

が私は誰かが決めたルールは破れないのです。

 

怒られるのが嫌なのです。怖いのです。

 

私の方がオラオラ行く感じだけど違ったようです。

 

石橋叩いて渡らず壊しちまうのはサトちゃんだ!って思ってたけど、

 

私は叩きもせずにいるようです。

 

その日から私は心の中でサトちゃんの事を

 

「さと師匠」と呼んでいます。


帰りの飛行機でぐっすりのサト師匠。