今日は、お義母さんの葬儀。


朝、サトちゃんの身支度を手伝いながら


キュンキュンしてる私。


こうゆう気持ちになるって不謹慎なのかなぁ。


黒のネクタイをしめたサトちゃんは、


カッコよくて惚れ惚れするなぁ。


式の間も親戚の対応もしっかりしてるし、


親族代表の挨拶も途中涙で声がつまりながらも


愛情深さが滲み出てて良い話するんだよこれが。


しかも分かりやすく簡潔。流石だ。



故人の棺にお花を入れてお別れの時。


サトちゃんは号泣。


お母さんの顔に触れながら、


ちょっと見た事無い号泣。


声を押し殺し本当に悲しそうに泣くの。


本当に悲しいとこうやって泣くんだ。


私はかけてあげる気の利いた言葉も見つからず、


周りを気にもせず涙をこぼすサトちゃんの


背中をさすってあげる事ぐらいしか出来ない。


棺が火葬炉に入る時、


最後の一押しは、家族代表がする。


サトちゃんが棺に手をかけ押す。


そして取り違いがないよう


炉の鍵を渡されます。


鍵を渡された人が立ち会いに行く。


火葬が終わるとお骨上げ。


この時サトちゃんに涙はない。


骨になると少し諦めがつくのだろう。


肉体であるうちはそれに固執する。


不思議なものだ。生き返るのではと思うのだ。


大体4日間かけてお別れしたのだが、


段取りをしていきながら、


家族は故人との別れの準備、


死を実感していくのかもしれない。


炉に親の入った棺を押す時、


お骨の立ち会いをした時、


サトちゃんはどんな感情だったのだろう。


ホテルに帰って話をしながら


サトがポツリと


「こんなに早くあっけなく逝ってしまうって分かってたら、もっと頻繁に帰ってあげればよかったよ。行けないわけじゃ無かったんだから」


私「サトちゃんのことお母さん少しは心配はしてただろうけど、それ以上に信頼してたんだよ。それにさ、私も一応親だけど、親の思いってさ、子供が好き勝手楽しそうに生きてたらそれで十分だもん。」


サト「どうだかね。。。」


サトちゃんまたおめめがウルウルしてる。。。


くぅーーー好き❤️


普段坦々としてるサトちゃんの


感情が揺さぶられてる様子をみた1日でした。


36歳で二回も喪主をし、


親を見送る経験をしたサトちゃん。


サト「俺、遅かれ早かれあと一回喪主かぁ」


私「あと最低2回はあるよ。私の時も!でも、火葬して散骨してくれれば良いから楽チンだよ。」


サト「あっ。。。」


サトちゃんはそういう役回りなんだよ。