米粉パンを熱心に研究しているサトちゃん

 

でも中々上手くいきません。

 

サト「ちむちゃん(私)今回はまだまし。見て、少し、中、やわらかいよ」

 

確かに、前回よりは良いが、、、。

 

叩いてみる(笑)「コツ、コツ」

 

私「んーなんか、3日前に付いたご飯粒の塊みたいだねぇ。」

 

サト「こんなガサガサの踵見たことあるような。。。」

 

私「その例えなに(笑)」

 

サト「んー「ほしいい」みたいだなぁ。あれ?ほしいいってなんだっけ?なんかで聞いたんだよなぁ」

 

私「ほしいい?なにそれ」

 

サト「干し米のことだよ。。。」

 

サト「あっ!「ちいちゃんのかげおくり」だ!」

 

私「なにそれ?絵本?」

 

サト「国語の教科書にあったでしょ」

 

私「。。。私の時には無かったよ」

 

サト「。。。。」

 

サトちゃん、その話を知らない私の為に朗読し始めた。

 

その話の悲しいこと。。。うううっ。。。

 

後半には涙がじわり。

 

私「なんと悲しい話なの!もういいよやめて!ちぃちゃーーーん( ノД`)」

 

ふと見ると、朗読しているサトちゃんのおめめも真っかっか。

 

2人でしばし涙する。

 

「そのちいちゃんのかげおくり」の中に「ざつのうの中に入れてあるほしいいを少し食べました」

 

というくだりがあったのだ。

 

米粉パンの失敗作から

 

「ちいちゃんのかげおくり」につながり、

 

泣きながらも「ほしいいパン」を食べました。

 

失敗作のパンをつまみながら涙する夫婦のお話でした。

 

サトちゃん、何事も10回やれば上手くいくから

 

また、米粉パン作ってね。