集団的自衛権の閣議決定、今の安保関連法の制定、どれも強引な憲法解釈で憲法をないがしろする暴挙だと、皆が言っている。
しかし、これには違和感しか覚えない。
私は損得で考えた時、集団的自衛権は認めるべきではないと思うし、法的な問題で考えても、今の憲法のまま解釈だけ変えて、集団的自衛権を認めるのも良くないとは思う。
しかし、今憲法学者や弁護士がいうところの「憲法解釈で集団的自衛権を認めるのはよくない」「憲法解釈でどうにでもなるのなら、立憲主義が守れない」という話には違和感しかない。
日本には自衛隊がある。
自衛隊はどう考えても軍隊だ。そしてそれは憲法9条の第二項に明らかに反する。
でも、それを「憲法解釈」で合憲とし、それがもう半世紀以上も続いている。
要はとっくに立憲主義なんて守られてはいないのだ。
日本国憲法ができたのが1946年。自衛隊ができたのはその8年後の1954年である。つまりは、憲法ができてもう70年以上になるが、そのうち60年はずっと自衛隊という軍隊を「憲法解釈」で合憲として通してきたのだ。
憲法なんて、日本はずーっと形骸化していたということになる。時の為政者によっていくらでもねじまげるこ とができたということである。
それを今頃になって「立憲主義がー」なんていうのは、「何を今さら」である。