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くろぽんのブログ

特にテーマもなく、適当に思ったことを書く適当なブログ。


最近はツイッターなどのSNSで書かれたウソっぽい話を嘘松という。
実体験としてあったことが書かれるわけだが、その話が嘘っぽい、いかにも作り話っぽい、こういうのが最近はとても多く、それがネットで度々嘘松として炎上したりする。
元々は腐女子のありえない体験談を書いたものが発祥だが、今は多岐にわたって嘘松と呼ばれる話がネットで話題になる。

さて、今回言いたいのは果たしてそれは本当に嘘なのか?という話である。


ちょっと拾ってきた嘘松っぽい話を例に出す。

「さっきさ、電車ん中でさ
椅子に座ってる私立小学校のイケメンショタがいたんだけどさ
私が半ズボンから見える生足を舐めるように見てたらさ
ショタに気づかれてさ
降り際に「この変態」って笑顔でコソッと言われた
夢かと思った」


という、誰かさんのツイート。確かに、嘘っぽい。
ありえねえだろ、と突っ込みたくなる。
まず、この小学生が女の子ならまだしも、男の子であるのに、自分が大人から性的な対象として見られている、と意識しているってのがね。そんなこと普通ある?
子供ならまだショタだの腐女子だのよく知らないだろう。
また、仮にそういう話を知っていて、前の女がジロジロこちらを見てきたとしても、「この変態」と言うだろうか?しかも「笑顔でコソッと」である。
さらに、その小学生が「私立」だったり、「半ズボン」だったり、いかにも腐女子が好きそうな設定を盛り込んでるのも嘘臭さが増す。
こんなのは誰でも「んなわけねえだろ!」と突っ込みたくなるだろう。

ツイートしてる本人は「実際にあった!」というかもしれないが、それを証明する証拠は何一つない。

だがしかし、である。
逆に、この話を完全に嘘だと断定する証拠もない。それもまた事実である。
もちろん、そういうことを言い出すと悪魔の証明になってしまうから、証明責任があるのは「それがあった」と主張する側(このツイート主)にのみである。
それでも、やはりこれを「嘘」と断定できないのは変わりない。もしできるというのなら誰かしてほしい。

そして、更に言うと、果たしてこういう嘘っぽい話は本当にそんなにありえない話なのだろうか?

こんなことがありえなさそうなのは、先程も言った通りだ。小学生男子が自分が性の対象とされている認識は持ってなさそうだし、相手に笑顔で「変態」と話しかけるなんて不自然だ。
でもその可能性は、決して「0%」ではない。

ではどれくらいありえるのか?それを考えてみたい。


まず、上記のような、作り話っぽい話を「珍しい体験」と呼ぶことにする。

で、次に考えなければならないのは、世の中に普通に社会で生きていて、そしてSNSに投稿できる機会がある人間がどれだけいるか、である。
日本は元々人口も多い。また、SNSをやってる率も高い。
そう考えると、その可能性の低い「珍しい体験」を、実際に体験する人が出てくる可能性は当然増えてくる。要は起こり得る可能性は確かに低いが、その低い可能性に遭遇しうる人間の母数も多いので、決してそれが起こりえないわけじゃない、ということである。宝くじの一等が当たる可能性が低いからと言って、当選者が出ないわけではないのと同じ理屈だ。
しかもである。「珍しい体験」は当然、上記の「少年の話」一つではない。ホモっぽいこんな経験をした、あんな経験をした、こんな不思議な出来事があった、あんな変なことがあった……、そういうのはいくらでも考えられる。「珍しい体験」は無数に、いや無限にと言っていいくらいある。

そうなると、「珍しい体験」に遭遇する人間が現れる確率はさらに増えることになる。

こう考えると、「可能性が低い話」を、ただちに「作り話」として切って捨てていいわけではないだろう。

もちろん、上記の少年の話にしたって、私はやっぱり作り話の可能性が高いと思うし、世にあふれる嘘松話のほとんどは実際嘘だろうと思う。でも、少なくとも、その中に、作り話でない本当の話が紛れていることは、みんなが思ってる以上には高いであろうことを指摘したい。