佐賀地方法務局の不動産登記部門に保管されている土地の登記簿(登記証明書)を見て驚いた。

 佐賀キリスト福音教会の教会堂が所在する敷地の所有者が今、亡き牧師の3人の娘と息子に相続登記されている。

 佐賀キリスト福音教会の教会堂が所在する敷地は、信者の献金で購入された。しかし、亡き牧師は、どうにでもつく理由や理屈をあげつらい、法令と社会常識に欠ける教会員たちを誑かし、最初に、自分の名義で登記したので、牧師の死後、夫人の相続と死亡を経て、今や、その3人の子どもだけに相続され、彼ら彼女の所有になった。献金で購入した土地不動産が、特定の個人の私的所有物になっている。

 すべての土地の登記簿(登記証明書)はすべて、法務局で公開されている。その土地が所在する住所と地番 (   これは住居表示ではない。    地番は法務局においてある ブルーマップ で調べることができるし、住居表示しか分からなくても、その住居表示を法務局の職員に言えば、その住居表示に相当する地番を教えてくれる。)   が分かれば、そして、法務局にある申請書を書き、600円の手数料で、その土地の登記簿(登記証明書) の謄本を、所有者ではなくても、だれでも取得することができる。登記簿(登記証明書) の謄本の記載は、表題部、甲区、乙区という3つの部分に分かれている。そのうちの甲区には、これまでと現在の所有者の氏名や住所が記載されている。