積極的な欺罔と錯誤ではないとしても、消極的な欺罔と錯誤になる可能性がある定員割れの私立女子大学が行う形振り構わない、年端もいかなく世間知らずの女子高生たちに対する大学PR活動について

 

 福岡女学院大学それ自体からの発表ですが、福岡女学院大学は、< THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価において、 中国、四国、九州、沖縄という日本国内の地方に所在する私立女子大学で、総合評価として第1位である >  そうです。THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価の一覧表を見れば、福岡女学院大学は、何れも福岡女学院大学と同様にキリスト教系の私立女子大学ですが、関西地方の神戸女学院大学や、関東地方ですが、日本女子大学よりも、番付的には、はるかに上位に位置付けて記載されているようです。

 しかし、その1年しか経っていない2023年12月20日に、福岡女学院大学を開設する学校法人福岡女学院から公表されましたが、福岡女学院大学短期大学部は、2025年度以降学生募集停止するということです。それは、福岡女学院大学短期大学部について、最近、新入学生が定員に著しく不足し、大変な定員割れ状態が常態化しているからであるということであるそうです。

 文部科学省が毎年私立大学に対して在学生の人数や新入学生の人数などをインターネット上に展示させている大学ポートレートを見れば、確かに、福岡女学院大学短期大学部は、単年度の定員数が100名で、2年間の総定員数が200名であるにもかかわらず、現在の在籍学生数が2年間の総定員数の3分の1程度です。

 福岡女学院大学短期大学部が、現在の在籍学生数で2年間の総定員数の3分の1程度であるという事実と、それを原因として、在学生が全員卒業するのを待って廃学にするかのように2025年度以降学生募集停止を決定するという事実は、< THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価において、 中国、四国、九州、沖縄という日本国内の地方に所在する私立女子大学で、総合評価として第1位である >  という福岡女学院大学短期大学部を含む福岡女学院大学についての福岡女学院大学それ自体からの発表の内容とは整合的ではないと思います。< THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価において、 中国、四国、九州、沖縄という日本国内の地方に所在する私立女子大学で、総合評価として第1位である >  というのであれば、福岡女学院大学短期大学部が現在の在籍学生数で2年間の総定員数の3分の1程度であるという事実と、それを原因として2025年度以降学生募集停止を決定するという事実はありえないのではないでしょうか。THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価やTHE世界大学ランキング日本版総合評価とは一体どのようなものでしょうか。THE世界大学ランキング日本版総合評価が < THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価において、 中国、四国、九州、沖縄という日本国内の地方に所在する私立女子大学で、総合評価として第1位である >  という「第1位」とお墨付きを与えている大学としての福岡女学院大学について、わずか1年後になって、福岡女学院大学の中の学術研究教育組織の1つである短期大学部がたぶん2年後の廃学予定になる前提としての次年度以後の学生募集停止が決定されるのは奇異ではないでしょうか。THE世界大学ランキング日本版総合評価が < THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価において、 中国、四国、九州、沖縄という日本国内の地方に所在する私立女子大学で、総合評価として第1位である >  という「第1位」とお墨付きを与えているそれ以前や少なくとも前年にすでに、福岡女学院大学の中の学術研究教育組織の1つである福岡女学院大学短期大学部がたぶん2年後の廃学予定になる前提としての次年度以後の学生募集停止とその決定の要因があったのではないでしょうか。何らかの理由で、その要因を無視して、THE世界大学ランキング日本版総合評価が < THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価において、 中国、四国、九州、沖縄という日本国内の地方に所在する私立女子大学で、総合評価として第1位である >  という「第1位」とお墨付きを与えたのではないのかと心ならずも疑念する始末です。

 そうやこうや考えると、福岡女学院大学がTHE世界大学ランキング日本版総合評価を拠り所としている理由について不分明です。無論、福岡女学院大学は、 THE世界大学ランキング日本版2022年総合評価 をそのまま発表しただけであるかもしれませんが、その発表の内容を原因として、大学進学先選定と福岡女学院大学について、年端も行かない世間知らずで、世の中には悪い人は1人もいないと信じ込んでいる大学受験の18歳前後の女子高生たちを欺罔し、錯誤に陥れる結果も発生する可能性があります。