小規模私立大学に在学している学生から、次のような話しを聞きました。

 

 「とある小規模私立女子大学の学生です。学生にはその仕組みは分かりませんが、入学の際は教職課程が設置されていて、卒業のための講義科目と共に、教職課程の開講科目を履修すれば、中学校と高校の教員免許が取れるということでしたが、大学の2年次生の後期になって、何か大学の状況の変化のために、担当の専任の先生がいなくなったということで急に教職課程科目が開講できなくなり、卒業時に教員免許を取得することができない可能性があると発表された。大学では定員割れがあって、それ以来、多くの先生たちが前触れもなく急にいなくなっています。このことは、教職課程科目が開講できなくなり、卒業時に教員免許を取得することができない可能性があるということと関係するのでしょうか。この大学にある短期大学は定員割れのために2年後の閉学がすでに発表されています。私は、少なくとも小規模私立女子大学が第1志望ではありませんでした。小規模私立女子大学に入学して2年ですが、学生から見ても奇怪なことばかりです。教員免許も取ることはできないかもしれないし、卒業までの間に、この大学が潰れたら、在学生はどうなるのでしょうか。定員割れが激しい現在でも休講ばかりで、休講が多い先生は結局別の大学に移ったようで、二度と学内では見かけることはありません。」

 

この大学は末期症状です。このような大学は、今までは、在学生がすべて卒業した段階で、閉学していました。最近、数年後の閉学を決定した私立大学に対して、国民の納税を原資とした私学助成を行うのは不当であり、私学助成の本旨に悖るという世論が一部起こっています。数年後の閉学を決定した私立大学は、私学助成なしで、自己資金だけで在学生全員の卒業まで運営されるべきという学生やその親の自己責任論が出ています。日本の大学がすべて定員割れしていません。定員割れし、学生が集まらないのは、小規模私立大学だけです。同じ私立大学でも、大規模私立大学は定員増して、さらにより多くの学生を取っています。それでも、大規模私立大学は、入試で、不合格者を多数出しています。公立大学、地方国立大学、旧官立大学、旧七帝大はすべて、入試で、不合格者を多数出しています。小規模私立女子大学では、海外の大学で取得したと称した偽学位しかもたない先生、大学院卒もしていない先生、最低基準の2年間しか大学院に在学していない先生、大学院卒後30年前後で初めて大学の正規の先生になった先生、生活のためにバーやラウンジなどのホステスで生活費を稼いでいた女性の先生、大学院卒後30年前後の経歴が全く分からない先生などがいますし、言葉巧みに甘い言葉で、高校生、特に、女子高生を騙して、就職実績がない職場に簡単に就職できるかのように言ったり、高度な資格が簡単に取得できるような虚偽がオープンキャンパスの際に言われる。公立大学、地方国立大学、旧官立大学、旧七帝大に比較して、小規模私立女子大学は施設設備の点で劣るので、言葉で騙す以外に、学生を集める方法はないのである。