キリスト教会牧師への北里大学の医の倫理委員会の適任委員委嘱について

 

日本バプテスト連盟加盟の相模中央キリスト教会の牧師にして、現在は、北里大学医学部・病院倫理委員会 医の倫理委員会の委員に委嘱された吉田真司さんの牧師としての篤志について先日伺った。

●吉田真司さんという人

神奈川県の中央林間駅下車徒歩5分の場所に、日本バプテスト連盟というキリスト教の宗教団体に加盟する相模中央キリスト教会が所在する。その相模中央キリスト教会の現在の牧師は吉田真司さんという人である。

北里大学医学部・病院倫理委員会 医の倫理委員会の委員に、< 研究対象者の観点を含めて一般の立場を代表する者 > として委嘱されたということで、吉田真司さんという人の存在とその人について初めて知得した。

伺うところでは、吉田真司さんは、元々、関東出身ではない。吉田真司さんは、現在50歳代前半である。吉田真司さんは、九州の福岡県の久留米市の出身である。吉田真司さんは、父君も牧師で、父君と同じ福岡市内所在私立大学の神学部に進学し、その卒業後直ちに北海道の函館に所在する日本バプテスト加盟のキリスト教会の牧師になり、その5年間の在職期間に、併せて、キリスト教主義女子中高併設学校において非正規教員として聖書やキリスト教を教えた。その後、吉田真司さんは、九州に戻り、大分の別府の日本バプテスト連盟加盟のキリスト教会の牧師を勤めた。

この後、吉田真司さんは、現職である相模中央キリスト教会の牧師に転任した。相模中央キリスト教会の牧師として吉田真司さんはこれまで8年目である。吉田真司さんは、相模中央キリスト教会の牧師になって以来、自分の教会の内外で、牧師としての顕著な活動、そして、牧師という職歴や経歴などが生かされる社会的活動を行っている。

以下でそれらの具体的事例を1つずつ挙げる。

●牧師としての吉田真司さんの篤志の具体的事例

 ①(信徒牧会)相模中央キリスト教会の牧師としての吉田真司さんの信徒牧会で顕著なものがあった。吉田真司さんが牧師をしている相模中央キリスト教会で洗礼を受け、相模中央キリスト教会の会員になり、先ずは関東地方内所在のとあるキリスト教主義私立大学で学び、次に、その卒業後、吉田真司さんやその吉田さんと同じ牧師であった父君が修学したのと同じ九州の福岡に所在のキリスト教主義私立大学の大学院神学研究科博士課程前期を経てその大学院博士課程後期を満期修了し、直ちに20歳代後半で広島市内所在の日本バプテスト加盟のキリスト教会の牧師になった 相模中央キリスト教会出身の男性 がいた。この若い男性牧師の父君も、自分の子息に見習って、吉田真司さんが牧師をしている相模中央キリスト教会に来て、そこで、洗礼を受け、相模中央キリスト教会の会員になった。相模中央キリスト教会出身のこの若い男性牧師は、吉田真司さんが牧師をしている相模中央キリスト教会の会員たちにとっては大変に御自慢の存在であった。

 ところが、報道によれば、大学院修了後直ちに広島市内の日本バブテスト加盟のキリスト教会の牧師になって数年後、この若い男性牧師は、広島県健全育成条例に違反する犯罪を行ったという嫌疑で捜査当局に逮捕された。

平成28年10月20日の広島テレビのニュースによれば、広島市内の日本バプテスト加盟のキリスト教会で牧師としての在職中に、この若い男性牧師は、SNSで知り合った17歳の女子高生との5万円という現金対価でいかがわしい行為を広島市隣接の廿日市市内所在風俗営業法適用宿泊休憩施設で行ったという児童買春が嫌疑され、逮捕された。逮捕時には、この男性牧師は、福岡県内所在の日本バブテスト連盟加盟のキリスト教会に転任していた。

逮捕後の警察での取り調べで、この若い男性牧師は、当初、女子高生が18歳であると認識していたと供述していたが、その後、SNSでの女子高生との交信記録で、この若い男性牧師が女子高生について18歳未満であるといかがわしい行為前に知得していたことが分かった。この男性牧師は、初めは18歳以上であると認識していたなどと虚偽を警察に供述したことから、いかがわしい行為が出来心であるとは考えられなかったので、警察は余罪を捜査したが、捕捉することができなかった。

 この若い男性牧師は、捜査当局の取り調べを受け、地検から広島地裁に公判請求され、刑事被告人として裁判所から懲役1年6か月という有罪の判決を受けた。その判決で、被害者との間での示談が成立しているという事実、初犯であるという事実、諭旨免職に相当する事実上牧師を辞めさせられたという社会的制裁をすでに受けているという事実などから執行猶予が付けられたが、執行猶予期間が3年という重い内容であった。判決では、さらに、犯情の重さや女子高生が18歳未満であると知りながら18歳であると思っていたなどという捜査当局への当初の虚偽供述から罰金刑にはできないとも判示された。

 懲役1年6か月で執行猶予3年という重い有罪判決を言い渡された後、この元牧師の男性は、父君も会員であって、吉田真司さんが牧師をしている自分の元々の出身教会としての 相模中央キリスト教会 に戻って来た。普通の牧師さんであれば、犯罪者となったかつての教会の会員が教会に出入りするのは謝絶するであろうが、相模中央キリスト教会の牧師である吉田真司さんは、以上の元牧師の男性を相模中央キリスト教会の会員として引き受け、刑事被告として裁判所から、5万円という現金対価での18歳未満女子高生への児童買春行為という広島県健全育成条例違反での執行猶予3年懲役1年6か月という有罪の判決を受けた以上の元牧師の男性を再度相模中央キリスト教会の会員とした。キリスト教会は高位高官で富裕者の紳士淑女のサロンでもなく、綺麗事を相互に言い合うところでもない。

 それ以来、相模中央キリスト教会に出入りして、以上の元牧師の男性は、毎年の春と秋に開催されるバザーなどの教会のさまざまな行事やいろいろな宗教儀式や子どもたちのための教会学校などでさまざまに活躍している。以上の元牧師の男性は、かつてキリスト教会の牧師であったので、相模中央キリスト教会の牧師をたとえ副牧師になったとしてもさまざまに助けることができる可能性を秘めている。

 相模中央キリスト教会は、普通のキリスト教会と同様に、日曜日と水曜日に、主たる宗教儀式としての礼拝が行われるが、この教会の特色として、中央林間に所在するこの教会に加えて、相模原市内所在で、相模大野駅近くのその附属施設としての相模原礼拝所でも、礼拝が行われる。中央林間に所在する相模中央キリスト教会では、礼拝の時間以前に、毎週日曜日の早朝の9時半から児童のためのいわゆる教会学校も開かれている。この児童のための教会学校では子どもたちの年齢に応じてクラス分けされ、相模中央キリスト教会の会員である教会学校の先生たちから聖書が子どもたちに教えられ、子どもたちは相模中央キリスト教会の会員である教会学校の先生たちと共に賛美歌を歌唱する。教会学校に出席する子どもたちと相模中央キリスト教会の会員である教会学校の先生たちは教会学校の時間で楽しい一時を過ごしている。

刑の宣告が行われなかったものと見做される執行猶予期間徒過がすでにあった既述の元牧師の男性も相模中央キリスト教会の会員の1人であるし、実際的にキリスト教会でかつて牧師をしていた経験もあり、大学院在学中の5年間にキリスト教や聖書を勉強したので、教会学校で、男児と共に女児にも、男児にも女児にも、分け隔てなく、全員の子どもたちに聖書を教えたり、子どもたち全員と共に賛美歌を唱和している。

②(北里大学医学部・病院倫理委員会 医の倫理委員会の委員委嘱)

 東京大学医学部を卒業後、細菌学研究のために当時のドイツ帝国の首都ベルリン市内に所在するベルリン大学に留学し、コッホ教授に師事して、世界で初めて破傷風菌の純粋培養に成功し、破傷風抗毒素を発見して、血清療法という画期的な新療法を開発し、帰国後、伝染病研究所を設立し、ペスト菌を発見した医師であり、医科学者で、医学研究者であった北里柴三郎を学祖とする学校法人北里学園が開設する北里大学に、北里大学医学部・病院倫理委員会 医の倫理委員会が設置されている。北里大学医学部・病院倫理委員会 医の倫理委員会の委員で、< 研究対象者の観点を含めて一般の立場を代表する者 >としての委員に、吉田真司さんという相模中央キリスト教会の牧師が現在委嘱されている。

相模中央キリスト教会の牧師である吉田真司さんは、確かに、普通の牧師さんであれば、犯罪者となった教会の会員が、自分が牧師をする教会に出入りしたり、自分が牧師をする教会の会員になったりするのを謝絶するが、刑事被告人として裁判所から5万円という現金対価での18歳未満女子高生への児童買春行為という広島県健全育成条例違反行為での執行猶予3年懲役1年6か月という有罪の判決を受けた以上の元牧師の男性を相模中央キリスト教会の会員として引き受けた。相模中央キリスト教会の牧師であるそのような吉田真司さんであればこそ、その牧師としての人徳によって、吉田真司さんは北里大学医学部・病院倫理委員会 医の倫理委員会の委員の1人に委嘱された。

 ③ただ、牧師のいわば鑑である吉田真司さんについて心配することがある。吉田真司さんは、相模中央キリスト教会の牧師であるにもかかわらず、相模中央キリスト教会以外でいろいろな活動に専心し過ぎるのを心配する。牧師の給与が自分たちの献金を原資としている常に思っている相模中央キリスト教会の会員たちは、相模中央キリスト教会の牧師であるにもかかわらず、相模中央キリスト教会以外でいろいろな活動に専心するのを、当初は容認し、歓喜していたとしても、次第に、相模中央キリスト教会以外でのいろいろな活動による相模中央キリスト教会の牧師としての教会員への牧会の疎かについて不満を抱くことがある。

現に愚某の知合いの牧師さんは、教会の会員の牧会を扨て置きと思われる教会外での活動に夢中になって、そのなかで、九州の福岡のとある私立大学の神学部での非常勤講師としての講義を10年間余、毎週、最多で8コマ行い、それを不満で不愉快に思い続けた大多数の教会の会員たちから牧師辞職を勧告され、退職した。これは諭旨免職に相当するとも考えられる。牧師の給与は自分たちの献金を原資としている常に思っている教会の会員たちは、ある時は平素は何も言わなかったとしても、内心は不可思議で、時の変化と共に、同じ事象に対しても思いは変わる。それが怖い。