看護大学の先生が自動車酒気帯び運転で地裁の有罪判決

 

 令和4年10月25日NHK配信ニュースと令和4年10月24日サガテレビ配信ニュースによれば、福岡女学院看護大学の先生が次の通り飲酒して自動車運転し、警察から逮捕されたということである。

 看護大学と言えば、看護学という学術技芸の研究と共に、看護学を大学生に教えて看護師さんを養成するのがその設置目的です。

 昨年、九州の福岡県の古賀市内に所在する福岡女学院看護大学の先生が1か月という短期間の間に、複数回、自動車酒気帯び運転で警察に逮捕されたという報道に接しました。福岡女学院大学の姉妹大学であるが、福岡女学院大学と共に小規模私立大学でもある福岡女学院看護大学のその先生が酒気帯び運転したそのうちの1回は、無論、道路であればどこででもよくないことですが、一般道路ではなく、あろうことか、事故が発生すれば物損人損その両方で大変なことになる高速道路でした。別のある1回は一般道路でした。福岡女学院看護大学のその先生は、簡裁への略式起訴と簡裁からの略式命令を前提予定として区検副検事がその事件の主任検察官になるのではなく、地検で悪質と見なされ、地検の正規の検察官検事がその事件の主任検察官になり、地検から地方裁判所に起訴され、公判請求され、地裁は確か5年という長期間の重い執行猶予は付いたものの有罪判決を行いました。

 福岡女学院看護大学において、その先生は、人を看護し、人の生命を守るための看護学などを教えていたということです。酒気帯び運転は人の生命を蔑ろにする所業です。福岡女学院看護大学の看護学の先生は、人の生命を蔑ろにする酒気帯び運転を行いました。福岡女学院看護大学の看護学の先生は、看護のための知識と技術だけを教えていて、看護の動機づけとか理念とか哲学とかなどは看護には不要として教えていないのでしょうか。福岡女学院看護大学の看護学の先生は、それで看護を教えたことになるのでしょうか。全国には、看護大学、大学の看護学部、看護専門学校や看護学校など看護師養成の学校が多くありますが、それでも、看護師は足りません。看護のための知識と技術だけを教えていて、看護の動機づけとか理念とか哲学とかなどは看護には不要として教えていないそのような学校や大学や大学の学部は一体あるのでしょうか。看護のための知識と技術だけを教えていて、看護の動機づけとか理念とか哲学とかなどは看護には不要として教えていないそのような学校や大学や大学の学部で養成された看護師の方々は、どの職業のどの職業人も一生の間には公私で山あり谷ありですが、看護師という困難が大きいお仕事では特にそのお仕事を続けていくことができるのでしょうか。看護師さんに看護のための知識と技術を使わせて人を看護し、人の生命を守らせるのは、その看護師さん自身が内心に蓄えている看護の動機づけとか理念とか哲学とかなどではないでしょうか。

閑話休題して、以上の酒気帯び運転が、福岡女学院看護大学のその先生にとって、警察から逮捕された時だけのことであったのか否かは不明ですが、福岡女学院看護大学のその先生は、高速道路での自動車運転走行中に酒気帯び運転で逮捕されていて、その後の1か月も経過しない間に、再度、酒気帯び運転して再度警察に逮捕されたという状況から見て、常習的に酒気帯び運転を行っていた可能性が高いのではないのか、さらに言えば、強弱は度外視しにしても全面的ではないのかもしませんが、部分的にはアルコール中毒にあるのかもしれない。報道に接して、率直に言って、福岡女学院看護大学では、その酒気帯び運転の先生は、御自分の酒気帯び運転で他人の生命を蔑ろにしていても、人を看護し、人の生命を守るための看護学を大学生に教える看護学担当の先生は勤まるのかと疑問に思いました。その酒気帯び運転の先生が警察から酒気帯び状態での自動車運転を発見された時は何れも土日祝日の休みの日であったということですが、アルコール中毒であれば、前日の飲酒でまだ体内にアルコールが著しく残存していて、その影響が次の日の平日になっても残り、それで酒気帯び状態で勤務先の福岡女学院看護大学に通勤して、学生さんたちの眼前で授業していた可能性もあると思います。そもそもですが、仮定としてそのような異常が勤務先の大学で平然とできるというのは、勤務先ではその先生以外の他の先生たちの間でも、その先生と同様な状態で大学に来て、授業を行ったり、会議に出席したりする先生が多数か少数かは分かりませんが、その先生が酒気帯び状態でも勤務先に通勤し、授業を行っても良いかのように思う程度にともかくも複数いて、酒気帯び状態での勤務を容認する雰囲気がその大学の先生たちの間にあるのかもしれません。今から50年余以前、そのような先生がいくらか居られる大学もありましたし、酒臭いにおいを口から全身から発して授業をしたり、大学内の御自分の研究室内で、これ見よがしにグラスと洋酒瓶を置いて居られました。今はそのようなことはないと思っていますが、分かりません。報道によると、その先生の御自宅は佐賀にあるそうですが、佐賀では、以前、公立中学校の先生が飲酒状態で自宅マンションから片道10km程度離れた自分の勤務校に自動車運転して行こうとし、その途中の公道で対物事故を起こし、駆けつけた佐賀県警の警察官に現行犯逮捕された事件がありました。そのことで、この公立中学校の先生は、総務課長、総務課職員という事務職員2名と顧問弁護士が面接し面接記録録取の下でこの先生から直接的に飲酒運転の事実を確認した佐賀の教育委員会から裁判所の判決以前に懲戒免職処分を受けました。教育だけを行う高中小の学校とは相異して教育と共に研究をも行う大学も法的には学校の1種です。先生の飲酒運転や酒気帯び運転は学校ではよくあることのようです。