私が生まれ育ったのは

『機能不全家族』

でした。

家族として機能していない家族のことです。

機能している家族の場合、
子供にとって家庭とは

安心で安全な場所なので、

自分も他人も信じられる子に育ちます。

愛情をたっぷり注いでもらえる場所なので、

自分のことを素直に好きになれます。

表現した感情を受け入れてもらえる場所なので、

自分の気持ちを人に伝えられる子になります。

ありのままを受け入れてくれる場所なので、

自分や他人の長所も短所も
受け入れられる人間になります。


そして、私はこの4つに関して

すべて×です。

(^ー^;)笑


私がとても幼いころ、
私を唯一可愛がってくれた祖母が亡くなり、
母も過労で倒れてから

父は私に執拗な暴力と暴言を繰り返すようになりました。

それを目の前で見ていた母も助けてくれなかったので、
(しつけと見ていた)

ネグレクトと言える部分もあったと思います。

兄たちからも暴力、暴言、無視もあり、
毎日が針のむしろでした。


私にとってはそれがごく当たり前の日常で、
なんとも思っていませんでした(?)が、

今から思えば
こういう弱い子が出来上がって当然のような環境ですね
(^o^;)笑


今でこそ母は話を聞いてくれるようになりましたが、

その頃は母に

『(殴られて)痛いよ』

と訴えても、

『骨が折れたの?』

など冷たく返されるなど、聞いては貰えませんでした。


今から思えば、両親とも私に
『手間のかからない子』を望んだのです。

よく言えば、
『強い子』になるように厳しく育てているつもりのようでした。


その計画は残念ながら大失敗し、笑

人一倍手間のかかる人一倍弱い子が出来上がったわけです。笑


本当に子供を強く育てたかったら、

『愛すること』

だと私は思っています。


この世で1番強いものは“愛”だと思うからです。


ちなみに2番目に強いものは“笑い”じゃないかと思っています。笑


愛と笑いのある家庭なら、とてもとても強い子が育ちそうです。
o(^-^)o


私にカウンセラーさんが

『恐かったね、恐かったね』

とまるで子供にするようなのは、

子供時代に得られなかった『共感』を取り戻すような作業だと感じました。


私は今カウンセリングによって、
失われたものを取り戻す作業をしているようです。