こんばんは
『よりそい猫の情報館 ~うつと共存する~』
サイト制作者の青柳卓です
前回のブログでは、
僕のうつうつ人生の本格的な始まりについて、
書かせていただきました
こちらが参考になります
今日は、
うつで休職してから、
一時復帰するまでの期間について、
書きたいと思います
- 皆さんは人生に焦りを感じたことはありますか?
うつで休職したのは、
僕が31歳の時、
県職員2年目の5月の時でした
前回のブログでも書きましたが、
休職が決まった日の夜、
僕は泣きました
シクシクではなく、
大泣きです
何故涙が出たのか、
今でもよく分かりません
ただ、
その時一番大きかったのは、
人に迷惑をかけて、
自分はダメな奴だ、
死んでしまえばいいんだ…
そんな気持ちが強かったことは、
よく覚えています
うつになるとどうなるかと言いますと
うつの特徴①:失敗を100%自分の責任だと考えてしまう
うつの特徴②:自分を迷惑ばかりかけるダメな人間と思う
これは典型的だと思います
そもそもうつのことがよく分からない方もいるかもしれません
簡単に言えば、
脳と体が極限まで疲れている状態です
インフルエンザに罹って、
体のあちこちが痛い上に、
まともに考えられない状況で、
大事な商談をまとめなければならない、
イヤイヤ期の子どもを優しくなだめなければならない、
そんなピンチの状態が毎日続くと思ってください
コロナウイルスが流行して、
世の中の考え方が変わってきましたので、
今更、
インフルエンザに罹るのは
本人が体調管理を怠ったからだとか、
体が弱い人が罹るんだ、
などと考える人はいないと思いますが、
うつになったことのない人は
きちんとストレスを発散しないからうつになるんだ
心が弱いからうつになるんだ
と考えがちですし、
うつになった人も、
そう考えてしまいがちなのです
まとめてしまえば、
うつで休職すると、
自分が弱くて情けないから病気になっただけなのに、
仕事を休んで周りに迷惑をかけるなんて、
恥ずかしい、
悔しいと考えるようになるわけです
毎日です
毎日
なので、
休む日が続けば続くほど、
焦るわけです
休めば休むほど、
自分が嫌いになっていくわけです
でも、
「うつになりやすい人」
は確かに存在するとしても、
うつになったのはその人の責任ではありません
むしろ、
体がボロボロになっているのに、
責任を果たそうとする、
真面目な人間です
仕事ができるからこそ、
しんどい仕事を任されて、
うつになるケースだってあります
年収1000万円の自慢の配偶者が、
突然仕事を休んでしまい、
無職になる可能性もあるわけです
そんなわけで、
少なくとも僕は、
じっと家の中で寝ていたり、
テレビを観るのは耐え難くて、
うつに関するホームページを毎日作っていました
何かをしていないと落ち着かないということもありますし、
仕事を失うかもしれない、
お金に困るかもしれないという恐怖も当然ありました
なので、
お昼過ぎから夕方までは、
ほぼ毎日PCに向かっていたと思います
ホームページを作れるくらいなら、
休む必要がないのではないか、
焦るくらいなら休まない方が良いのではないか…
そう思われる方もいると思いますが、
それは違うと思います
だからこそ、休む必要があるんです
ダウンを繰り返して
ボロボロになったボクサーが、
何度も立ち上がろうとしている
状況に似ているわけで、
そこは誰かが
「もういいよ」
とタオルを投げ入れる必要があるわけです
自分では物事の判断が
できないようになっている状態が、
うつ病なのですから
その頃彼女はいましたが、
友達はいませんでした
彼女も、
ゆっくりと話を聞いてくれるタイプの
人間ではなかったので、
誰にも相談できない、
そんな状態でした
なので、
気づかなかったんです
「休養が必要」
と書かれた診断書の有効期限が2か月だったので、
6月末になり、
主治医には「復帰したい」と伝えましたが、
止められました
まずもって、
殆ど眠れていません
夜は2時になっても3時になっても眠れず、
気が付くと4時半になり、
そこからまた眠れない…
そんな毎日なので、
仕事に行ける状態ではなかったのですが、
自分では気づきません
なので、
主治医が止めた形になりました
うつの特徴③:自分が瀕死の状態であることを自覚できない
うつに関するホームページを作り、
アフィリエイトも始めましたが、
クリックすらしてもらませんでした…
が、
結構お問い合わせはあって、
今でも時折連絡をいただける方も、
そこで出会いました
正確には会ったことはないのですが、
心で繋がっている方がいる、
という感じです
他のうつの方の話を聞いているうちに、
自分の症状の重さに気が付けた部分もかなりありまして、
貴重な時間になったと思っています
うつの薬①:当事者会のような所に赴く(自分の症状を客観的に見ることができるようになる)
また別のブログで書きますが、
この頃の僕の症状はかなり重かったようです
認知行動療法のような心理療法もあるのですが、
うつが重い時には効きません
そもそも続けるだけの体力がありません
物事を考える余裕がありません
結局、
7月末の診察の時には、
ごり押しで
「復帰します」
と主治医と職場には伝え、
8月から復職しました…が
それから先のことは、
また別のブログで書きたいと思います
- 皆さんは人生に焦りを感じたことはありますか?
『よりそい猫の情報館 ~うつと共存する~』制作者
青柳卓
メール : yorisoicat@gmail.com
twitter:https://twitter.com/yorisoicat