こんばんは
『よりそい猫の情報館 ~うつと共存する~』
サイト制作者の青柳卓です
前回のブログでは、
うつ病になるとこんな感じになるよ、
というものを書かせていただきました
こちらが参考になります
今日は、
慌てて復職するとどうなるか…を
書きたいと思います
- 仕事に行けないことに恐怖を覚えたことはありますか?
うつで休職したのは、
以前のブログでも書きましたが、
僕が31歳の時、
県職員2年目の5月の時でした
そして、
復職したのが同年8月
つまり、
3か月間の休養でした
皆さんにとって長いと感じるでしょうか、
短いと感じるでしょうか
休みなんて
あるだけ欲しい、
3年ぐらい休みたい
そうですよね
僕もうつになる前までは、
そう思ってました
前職では
毎日終電近くまで働いてましたし、
余計です
8月の時点の体調はと言いますと、
まず夜は睡眠導入剤を4錠近く飲まないと、
寝れません
正確には、
飲んでもすぐには寝れません
22時に寝たとすると、
2時くらいまで眠りにつけず、
4時に目が覚めるとそのまま眠れない、
そのような状態が3か月間続いていました
毎日です
毎日
前回のブログで、
うつ病というのは、
脳と体が極限まで疲れている状態
だとお伝えしました
1日2時間ほどしか寝れず、
寝付けないというストレスに毎日晒されると、
毎日徹夜明けのような状態になり、
人間考える気力を失います
元々脳が疲れていますから、
どんどん悪循環に陥ってしまうわけです
その循環を元に戻すには、
薬に頼る他ありません
間違っても、
うつ症状が重い時には、
認知行動療法などの心理療法に
頼ろうとしないでください
カウンセリングに留めておきましょう
8月の僕の状態というのは、
アキレス腱を断裂したアスリートが、
リハビリを始めたくらいの状態だったと思います
そのような状態で、
試合に出れるはずはないのですが、
僕は自ら
「試合に出してくれ(職場復帰させてくれ)」
とお願いしたわけです
先に言っておきますと、
勤めていた職場には
療養休暇制度(略して療休)
というものがありまして、
180日間は
給料が100%保証されていました。
とても恵まれていたと思います
3ヶ月間だと、
約90日、
つまり半分です
僕は焦りました
180日間を過ぎたら、
給料は80%となってしまい、
当時一人暮らしをしていた僕には
とても生活できないからです
なので、
無理にでも復帰しました
あと、
これは分かる人には分かると思うのですが、
人間3ヶ月も仕事から離れると、
不思議なもので、
何としてでも仕事をしたいと思うようになります
やることがなくて暇だということも
あるかもしれませんが、
社会から見放された感覚になることに、
恐怖を覚えたからです。
休めば休むほど、
職場に戻った時に気まずくなります
どう思われているか分からないところ、
自分のことなど忘れられてるのではないか
と思うところに戻るのは、
それはそれで相当のストレスです
孤独というのは、
それだけで不安を掻き立てられるんです
さて、
いよいよ職場復帰しましたが、
とにかくやることがありません
そして、
半強制的に有給を使う形で、
午前だけで帰らされていました
それは、
無理をさせられないという、
職場の気遣いだったと思います
しかし、
僕はこう感じたのです
役立たずだと
思われているのではないか、
と。
前のブログで、
うつ病の特徴②として、
自分を迷惑ばかりかけるダメな人間と思う、
というものを紹介しましたが、
正にそれです
決してそんなことはないんです
誰もそのようには思っていません
だけど、
うつになると、
自動的にそう感じてしまうのです
なので、
仕事がないことが、
かなりのストレスとなりました
2週間は、
午前中の3時間半、
本をひたすら読んでいました
体が言うことをきかず、
急に休むこともあり、
なかなか面接
(療育手帳の判定など)
の予約を入れられない状況が続きました
面接の予約は、
大体1か月前に入ります
なので、
少なくとも1か月間はケースを持てない
ということが決まっていた状況でした
正直、
しんどかったです
本当に役立たずだな、
死んだ方がマシだな、
自分いらないな…
と毎日思うようになり、
結局また体調を崩し、
9月には再び休職に入りました
これは、
うつ病で休職した人が復職した
職場の方に伝えたいことなのですが、
何でも良いので、
その人に
仕事を与えてあげてください
役に立てていると感じることが、
最良の薬になります
自分はここにいてもいいんだ、
必要とされているんだ…
そう感じることができなければ、
すぐにまた休職してしまいます
少しきつめに言うならば、
うつがぶり返す原因の9割は、
職場にあると思っています
面接で
「一度うつになった人は、
またすぐぶり返すから、
雇いたくないんだよね。」
と言われたことがあるのですが、
バカなの?
と言い返したいところです
少し違う話にはなりますが、
離職率が高いのは、
仕事が定着しない人ばかりが
集まるからですか?
違うと思うのです
9月に再度休職してから、
僕がその職場に復帰することはありませんでした
次回は、
県職員を辞めるに至った経緯を
お伝えしたいと思います
『よりそい猫の情報館 ~うつと共存する~』
制作者
青柳卓
メール : yorisoicat@gmail.com
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