【よ】殺し屋メール | マイるどミルドオフィシャルブログ「よりぬき!マイるどミルド」Powered by Ameba

【よ】殺し屋メール

【よりぬき日記・5】
殺し屋メール

先日、相方の元に恐ろしいメールが届いた。

「ある人物から依頼を受けたのであなたを殺します。あなたの行動は監視、電話は盗聴しているので警察に連絡しても無駄です。助かる唯一の方法は私に連絡することです」的なメール。

実はこれ、巷で問題になってる新手の「振り込め詐欺」なんだってね。
次から次へと考えるもんだね。
でもさ、普通こういうのってどんどん巧妙になってくもんじゃないの?完全にリアリティ無くなっちゃってんじゃん。迷走もいいとこだよ。うちの相方殺したって何も変わらないからね。

みなさんももしこういうメール届いても気にしないで下さいね。



ま、そうは言っても「殺す」なんて言われたらドキッとしちゃうし、万が一ホントに命狙われてたら…なんて考えちゃうのも無理はない。

そこで今夜は、全日本殺し屋協会所属・殺し屋歴17年の吉田タケシさん(仮名)にお話を聞いてみました。

はじめまして
「はじめまして」

吉田さんが殺し屋になったきっかけはなんですか?
「某マンガの影響ですね(笑)」

やっぱり背後に立たれるのは嫌?
「それはないですね、誰も私が殺し屋だなんて知りませんから」

依頼人にも顔は見せない?
「はい、基本的に全て協会を通しての仕事です。最近は個人情報保護法がうるさいですから、依頼人の顔も知らない場合が多いです」

言える範囲で構いませんが、今までどんな仕事を受けてきましたか?
「すみません、仕事内容に関してはちょっと…」

失礼しました。では本題なんですが、殺し屋がターゲットに「あなたを殺します」なんて連絡を入れることはあるんですか?
「基本的にはありません、警戒されて仕事が大変になるだけですから(笑)」

基本的には、とおっしゃいましたが、例外もある?
「殺し屋が動いてるぞ、とわからせたい時は、依頼人の指示で予告したりすることはあります。
ターゲットの周りの人間に対して「下手なことしたら次はお前だぞ」的な警告の意味ですね。ま、こういうのは大体「政治的な暗殺」です。個人的な恨みで殺す場合はまず無いでしょうね。別料金が発生しますし」

今回のメールは「唯一の助かる方法は私に連絡することだ」とありますが?
「これは絶対有り得ません、殺し屋は依頼人第一ですから。
中には「依頼人がいくらくれたから、それ以上払えば見逃してやる」みたいに吹っ掛けてくる悪い殺し屋もいますが、そういう場合も金だけとってちゃんと殺しますよ。
狭い業界ですからね、依頼人の約束を破ったなんて知れ渡ったら死活問題ですよ」

では、本物の殺し屋がこのようなメールを送ることはありえない?
「はい、断じてありえません」

もしこのようなメールが届いてしまった場合、どうしたらいいですか?
「気にせず削除するのが一番でしょう。どうしても不安なら警察に行くのも手ですね」

なるほど、では最後に「殺し屋を志している若者たち」に一言
「大変な上、意外とお金になりませんし、つぶしがききません。
他の仕事を志して下さい(笑)」

ありがとうございました
「ありがとうございました」

というわけで、やっぱり気にしないのがいいみたい。
下らないメールに振り回されることなくみんなお外で元気に遊ぼうね!



「うるせいよ」って言われるの承知で、それでも念の為、一応、とりあえず、書きますけど
「インタビュー、フィクションです」


~おわり~

ちなみに相方の竹田くん、殺すメールが届いてから1年以上経ちますが、殺されることなくのほほんと生きております。
まだまだやらなきゃいけないコントがたくさんあるので、死なれちゃ困ります。