もう終わらせたつもりの想いが




ふいに燃え上がって
戸惑う



色褪せてしまった写真が
鮮やかによみがえるかのように


あなたは私の心に戻ってきた


戻ってきてしまった





実らせてはならなかった果実
胸の中に ひとつ



揺れるたびに
甘やかな香り


もいで口にしてしまいたい


甘いだろうか
苦くても
味わってみたい


けれど


全てを
壊してしまう勇気がなくて

伸ばした手は
またおろされて



私はその木を見上げるだけ


揺れて 揺れて
私を誘う
禁断の果実

眠りにつくまで
ずっと見上げ続けるだけ





瞼に唇をよせて



どうぞ

このぬくもりが消えてしまわないようにと

ひたすらに祈る



これほどに

これほどまでに


愛しい存在に出会えたこと




私 


という存在



ただ 君に出会うが為に在ったのだと