第一夜(って、他の日は予約してませんが)
3日間とも完売だそうで、大した人気です。
パンフレットによれば、
この若き師匠は中二の時に鈴本で小三治師の高座を見て
噺家になることを決心し、念願かなって今日にいたっているわけですが、
なお「若手の注目株」「この歳にしては」みたいな
ポジションにはまったく満足していないようで、
たいそう強い意志と向上心をもった方なのだなあと感心してしまった。

(演目)
「道具屋」
「三方一両損」
「山崎屋」

芸のほうは本寸法のお手本みたいな(?)
きちっとしたしゃべりなんだけど、

最初の「道具屋」の前で、
青森で乗ったタクシーの話から、ほとんど脈絡なく
噺に入っていくという、小三治ばりの髄談を披露したのは意外だった。

啖呵好きの私が目当てにしていった「三方一両損」は
きちっと計算どおり、無駄のない運びという感じだった。
ただ、ちょっと硬い印象があったか。

うまいなあと感じたのは最後の「山崎屋」
郭の知識を枕で仕込んで噺につなげるという、
愚直な構成は、通の方がどう思うかは知らないが、
現代においてある程度は致し方ないところであり、
ここでしらけさせずに運ぶには相応の技量がいるというものだろう。
(プレゼン能力に通じるところかもしれない)
で、三三さんの「山崎屋」は、とてもわかりやすく楽しく安心して心地よく聴けたのでした。
ただ、あまりにも心地よすぎて、最近睡眠不足気味の私は
後半ちょっとつらかった…。もったいない。反省。


客層は、中高年と若者が6:4くらいか。
当然、ホリイさんもいらっしゃった。きっと毎日通うんだろうなあ。