in歌舞伎座
生まれて初めて歌舞伎座に入った。
3階席でも4200円也。大入り満員。
一件仕事の打ち合わせを終えてから
5分遅れで行くと、もう開演していた。
最初は前座だろうと高をくくっていたら
場内スピーカーから漏れてくる声が小朝師っぽい。
え?もう始まってるの?とあわてて着席。
よくよく見るといっ平さん。
口調というか雰囲気というか、
そっくり、なような気がした。
玉の輔さんの高座を初めて見たときにも感じたんだけど
やはりチルドレンは似てくるものなのか。
演目は四段目。ドタバタ劇をテンポよく演じていた。
ピンクの着物と赤紫の袴で小朝登場。
気合十分で臨んだ中村仲蔵。
忠臣蔵五段目の斧定九郎のキャラ(っていうか…)を
確立させた役者の芸談で、笑いをとる噺じゃないし、
歌舞伎知らないとピンとこないところも多いんだけど、
素人にもわかりやすくぐいぐい噺の世界に引き込んでくれた。
苦労人の仲蔵とそれを支える女房の
夫婦愛がこの話のもう一つのテーマなのだけど、
女房の人物像をしっかり描いたことで
道筋が見えたような気がする。といってもくどくどと
説明するとかではなく、「あんたは仲蔵じゃないか」という
一言で夫のプロ根性にスイッチを入れてしまう。
じゃまにならない程度に現代的なくすぐりも散りばめて
飽きさせない演出だった。
仲蔵の定九郎を評して観客が
「武家の出の定九郎がどうして山賊になったか、
仲蔵は見事に絵解きをしてくれたよ」という
くだりがあるが、今回の小朝版・仲蔵じたい、
噺の新しい解釈、まさに絵解きをしてくれたように思えた。
ちなみにこの噺を得意とした
大師匠・彦六の録音を聴くと、
夫婦の会話はものすごく淡々としている。
で、そこに味があるともいえる。
同じ噺でも少しずつ解釈が異なるところが
古典のおもしろさなのかしら。
中入り後、正蔵登場。
結局兄弟勢揃い。
歌舞伎座の楽屋、普段は勘三郎さんが使っている
部屋で、不思議な縁があると話したところで
異常にウケる。
噺は「お菊の皿」。これもひょっとして出所は小朝師伝か?
再び小朝師登場。今度は水色の着物。いちいち派手である。
文七元結。鳴り物が入り、照明も工夫して臨む。
最初スポットライトの中で演じ(「晴れの日」みたいに)、
大団円でぱっと明るくなるという趣向。
噺の上でも、娘に台詞を言わせたり、
吾妻橋のくだりでの長兵衛の心の揺れの描き方などで
独特の工夫があったように思う。
生まれて初めて歌舞伎座に入った。
3階席でも4200円也。大入り満員。
一件仕事の打ち合わせを終えてから
5分遅れで行くと、もう開演していた。
最初は前座だろうと高をくくっていたら
場内スピーカーから漏れてくる声が小朝師っぽい。
え?もう始まってるの?とあわてて着席。
よくよく見るといっ平さん。
口調というか雰囲気というか、
そっくり、なような気がした。
玉の輔さんの高座を初めて見たときにも感じたんだけど
やはりチルドレンは似てくるものなのか。
演目は四段目。ドタバタ劇をテンポよく演じていた。
ピンクの着物と赤紫の袴で小朝登場。
気合十分で臨んだ中村仲蔵。
忠臣蔵五段目の斧定九郎のキャラ(っていうか…)を
確立させた役者の芸談で、笑いをとる噺じゃないし、
歌舞伎知らないとピンとこないところも多いんだけど、
素人にもわかりやすくぐいぐい噺の世界に引き込んでくれた。
苦労人の仲蔵とそれを支える女房の
夫婦愛がこの話のもう一つのテーマなのだけど、
女房の人物像をしっかり描いたことで
道筋が見えたような気がする。といってもくどくどと
説明するとかではなく、「あんたは仲蔵じゃないか」という
一言で夫のプロ根性にスイッチを入れてしまう。
じゃまにならない程度に現代的なくすぐりも散りばめて
飽きさせない演出だった。
仲蔵の定九郎を評して観客が
「武家の出の定九郎がどうして山賊になったか、
仲蔵は見事に絵解きをしてくれたよ」という
くだりがあるが、今回の小朝版・仲蔵じたい、
噺の新しい解釈、まさに絵解きをしてくれたように思えた。
ちなみにこの噺を得意とした
大師匠・彦六の録音を聴くと、
夫婦の会話はものすごく淡々としている。
で、そこに味があるともいえる。
同じ噺でも少しずつ解釈が異なるところが
古典のおもしろさなのかしら。
中入り後、正蔵登場。
結局兄弟勢揃い。
歌舞伎座の楽屋、普段は勘三郎さんが使っている
部屋で、不思議な縁があると話したところで
異常にウケる。
噺は「お菊の皿」。これもひょっとして出所は小朝師伝か?
再び小朝師登場。今度は水色の着物。いちいち派手である。
文七元結。鳴り物が入り、照明も工夫して臨む。
最初スポットライトの中で演じ(「晴れの日」みたいに)、
大団円でぱっと明るくなるという趣向。
噺の上でも、娘に台詞を言わせたり、
吾妻橋のくだりでの長兵衛の心の揺れの描き方などで
独特の工夫があったように思う。