私の名前は雛です
瑠璃さんの同期です
お店にいた仲間たちは
次々といなくなってしまい
ひとりぼっちになってしまいました。
寂しくて、体調を崩してしまい
吐いてしまいました。
病院に行ってお薬をもらい
お店で安静にしてましたが
目が開かなくなりました。
ソラマメさんの家で療養する事になり
瑠璃さんと一緒に暮らしています。
ペットショップで働く事になって
5羽いたセキセイインコの雛が
次々とお迎えがある中
残り２羽となったのが
瑠璃さんと雛さんでした。
私は主人がセキセイインコの雛を
１羽だけ、お迎えしたいと
言われた時困りました
なぜなら、お店に小桜インコの２歳になる
売れ残ってしまった女の子がいて
その子をお迎えしたいと昨年末から
思っていたので主人に伝えましたが
大反対されました
コザクラ女子噛みます
２年間、手乗り崩れとなった
コザさんはかなり痛いです。
血も勿論でますし、痣となって
２週間は消えない
キレイな子で仕草も可愛いので
お客様は指名しますが
ゲージの中に手を入れようものなら
豹変して仁王様になる
その後の惨劇が凄まじい
前にいたスタッフさんは
クリッピングする為に
ハリネズミ用のグローブで捕まえて
飛べないようにしていたそうです。
なので、主人に反対されました
瑠璃さんも雛さんも
容姿も体重も変わらなくて
元気でしたので、どちらか残っても
すぐにお迎えがくるだろう。
それまでお店で精一杯
お世話をする事に決めていました。
だけど、一羽になった雛鳥は
挿し餌の後、吐いてしまって
心配でマネージャーさんに
確認してもらったら、雛鳥なら
吐く事はよくある事だから大丈夫だよ。
と言われましたが、水槽の中が
吐いたもので物凄く汚れている様を
見て病気ではないか？と疑いました。
白玉さんの時と同じではないか？
と思った私は翌日
瑠璃さんを病院に連れて行きました。
瑠璃さんをお迎えして３日目の事でした。
便の検査でメガバクテリア症でした。
メガバクテリア症とは、消化器症状を引き起こす感染症です。「マクロラブダス症」「AGY（Avian Gastric Yeast）」とも呼ばれていて、特にセキセイインコで蔓延しています。
先住の鳥達とは別の部屋にしておいて
良かったです。
この結果、あの雛鳥達は皆
この病気になっている事は間違いなし。
お店に連絡をして
お薬を処方してもらいました。
マネージャーさんは元気だし大丈夫と
言ってくれましたが
毎日じっくり観察していると
日に日に目が開かなくなってきて
これは良くないと思い
私が自宅で養生させたいと願いでました。
正直、ペットショップは人手不足で
忙し過ぎて、病気の子の世話を
してる時間がないという現実。
病気になっても、予算が限られているので
小動物にお金をかけるのは避けたいのだろう。
犬や猫はお骨にしてもらって
供養してもらえても
小動物は供養してもらえません。
雛さんの体調がよくなったので
お店に戻すか、うちにお迎えするか
ギリギリまで悩んだけれど
２ヶ月過ぎた今でも、甘えて
挿し餌をねだる雛鳥をみると
可愛くてねぇ