名前もしらない 小さな花
かざりけのない 水辺に 咲きほこっていた
このとき は まだ まだ のどかなものだった
いわゆる 物は なんにもないけど
違った意味 たくさんある
気づくか 気づかないかは
その人それぞれ
がむしゃらに ボートを出して釣れなかったのに
あきらめて 水ぎわに 置いておいた 竿に ヒット
人生をかんじるね(笑い)
彼は 知り合いの人
渋みあり ユーモーアーあり の 50代
う~ん いけてるね
少年のような 笑顔
ちょっと 素敵
あれ なんか 雲行きが あやしくなってきた
山の天気は かわりやすい
ちょっとくらい の ことは 平気さ
嵐の中の キャンプも 経験済みだもんね
天の声 そんなときは 非難しなさい
あれ なにか 雲の中を 通り過ぎた
目のさっかくかな
ちょっと 身震いをする
ぶる ぶる 見なかったことにしよう
何か やな 予感を かかえながら
炭に火をおこす 本栖湖の
夕暮れまえ
のんきな 人々であった
よたよた と 空を 行く
ちょっと ばてぎみ なのかな