濱田真由選手が負けたニジェールの選手がロシアに負けてしまったので、濱田選手の敗者復活戦はなくなりました。



今回出場した4人の選手とも、とてもかわいい後輩なのですが、特に濱田真由選手は、日本人唯一の世界チャンピオンとして、後輩でありながら、大尊敬しています。



銅メダルマッチもなしになって、残念。。。



でも、濱田真由選手には金メダルしか似合わないのでしょうね❗️



股関節がすぐに炎症をおこしてしまう中、東京オリンピックの舞台に立てたこと、素晴らしいと思います。




先輩として言えるのは、人一倍頑張り屋さんの濱田選手には、競技を続けようが、続けまいが、これから、素晴らしい人生が待っているということ。



ボスニアもエジプトには勝ったけど、優勝候補韓国に勝ったウズベキスタンが決勝に進出してしまい、リカルドも敗者復活のチャンスは与えられませんでした。



しかし、セルヒオもリカルドも、もう少しで銀メダルだった山田美諭選手も、東京オリンピックの舞台に立つことのできた素晴らしい日本の財産です。




私も、昔、「金メダルを獲る」という夢のために、365日、24時間、夢のような生活を送らせていただきました。



環境は人から見たら良くなかったと思いますが、本人に夢があって、夢が叶うと信じている限り、どんな大変なことも乗り越えられ、夢が現実を引っ張ってくれることを、何度も体験させてもらいました。



シドニーオリンピック代表に決まるまでは、フリーターだったから、代表に決まって、2000年から、働かずに会社から、サポートしていただいたことは、ものすごいありがたいことでした。



テコンドー選手はアマチュアだから、全然、得しないのですけど、私の場合、月20万のお給料をいただき、その中から、遠征費等、自分で使うというサポートだったから、みんなの想像より、少ない額かと思います。でも、この、働かずにお給料をいただくというのが、どれほど、すごいことなのか、バイトをしながら、遠征費を稼いだからこそ、わかったと思います。なので、私はいわゆる「苦労」をすると、当たり前のことが、ありがたいということに気づくから、苦労はたくさん体験した方がいいと思っています。人への感謝もどんどん大きくなっていき、結果、良い人間関係を築くから、人生が楽しくなります。




理不尽なことも経験しましたが、自分の中にも、自分に有利にしようとする心、人を祝福できない心があったりして、自分が、本当にダメな人間ということに気付かされました。そして、こんな自分を受け入れてくれる人がいることを知ることもでき、ありがたくて、頑張る力が与えられました。



競技人生を送ることはその人の人生を豊かにするものだと思います。



努力したから、勝てるかどうかは、わからないけど、努力すれば、失敗することもでき、多くのことを体験して、応援されることが本当にありがたいということ、人生で一番大切な思いやりを学ぶことができるのだと思います。



テコンドーのかわいい後輩たちが、ずーっと、テコンドーが大好きで、テコンドーを続けて、幸せそうな姿を見ていたいなぁ、と思います。



今回、東京オリンピックテコンドー競技のボランティアに、たくさんの日本テコンドー関係者の方とお会いできて、みんな、楽しそうで幸せそうでした。



コロナ禍の中、ほんとに大変なオリンピックですが、やはり、関係者にとっては自国開催のオリンピックでのテコンドーのボランティアはかけがえのない思い出になります。




自分のお仕事は、明日のショーケース男女混合団体戦引率コーチです。



こんな素晴らしい役目をさせていただけるのも、テコンドーが大好きで頑張ってくれる選手たちが居るからこそだと思います。



正式種目でなく、ネットも放送がわからない状況なのですが、日本代表として、女子2人、男子2人の大切な選手が、全力を出し切ることができるようにあと1日頑張ります。





VS





26日20時 ショーケース男女混合団体戦



岡本依子ドリームテコンドースクール