今日はコーチ研修の日だった。

コンディショニングラボを運営している佐々木あゆか先生にお越しいただき、生徒さんたちへの指導について、ディスカッションした。


あゆか先生は、個人としての指導歴20年。コンディショニングラボを立ち上げて、コーチたちを育てる歴も10年になるという。


コンディショニングラボは、単に、身体を鍛えることが目的じゃない。


生きるために本当に必要なものを大事にするための健康作りである。


だから、彼女は、ブレないんだなぁ、と、感心する。


元気、明るい、楽しい。愛に満ちている。お会いすると、こっちも、自然に、明るく、楽しい気持ちになれるというそんな人だ。


このフィットネス界の鏡のような彼女も、3Dコーチングのような指導者の人格面の成長への取り組みが必要だと、意気投合。


魅力的な指導者作りが、スポーツ界には必須である。


スポーツ界の枠も越えて、例えば、魅力的な社員作りも会社にとっては、重大問題ではないかと。


魅力的な社員がいない会社が、果たして、社会に良い影響を与えることができるのか。


特に、人格より、成績を優先することは、本末転倒である。


人間のためのスポーツなのか?スポーツのための人間なのか?


人間のための会社なのか?会社のための人間なのか?


原点のところで、共通意識を持って、良い組織運営ができれば、どれだけ、多くの人が、悲しい思いをせずに済むのだろう。


現実は、ほとんど、スポーツのための人間。会社のための人間になるしかないと、みんなが諦めているのではないだろうか。


しかし、結果史上主義は、人間の価値を下げるものであり、本来、人を幸せにするためにあるスポーツや、会社の仕事が、いつのまにか、逆転して、人間の方が、スポーツや、仕事の奴隷になっている。


私は、代表コーチに、こんなことを言われたことがある。


「勝てないのなら、選手じゃない。」


はっぱをかけるための言葉だったけれど。


勝ちたいのに、勝てない時期の私には、とても、悲しくなる言葉だった。


「それくらい、わかってる。私は負けたら、何の価値もない。」


実際、そんな風に自分で自分を追い込んでも、視野が狭くなり、自分の力が発揮できなかった。


人が力を出せるのは、自分が出来ると思えた時だ。


引退する2年ほど前に、私はそれに気がついた。



努力をして、結果をだして、自分が価値があることを証明するんじゃなくて、自分が価値があるから、結果が出せるし、勝ち負けで、自分の価値は変わらないと思ったら、すごい喜びのエネルギーで、それまで以上に、頑張れるということに。


その時からは、たかが、コーチくらいに、何かを否定されたくらいで、何も動じなくなれた。


人は、結果ばかり求めていると、喜びが失われる。


スポーツの喜びや、働く喜びがなくなる。


でも、結果よりも、自分が大事な存在だと思えるようになれば、勝っても、負けても、楽しめるし、成長につなげることができる。


長々となったが、結論。


3Dコーチング論を学べば、生徒さんたちのことを理解して、より、生徒さんたちの力を引き出すことができる。


また、そのように、全人格的に、コーチングする発想を持つことは、今の社会では、どの組織でも必須である。


今日のコーチ研修会では、私がDTSで、なぜ、コーチ研修会をしているのか、コーチ研修生さんたちに、熱く語りましたよ^_^


次回は、8月31日。


3Dコーチングにご興味のある方は、ドリームテコンドースクールまで、どうぞ!