成田空港でインタビューに答える濱田真由選手
古賀コーチとガッツポーズ
８月１０日（火）リオに向けて旅立ちました。
１１日リオ現地時間の朝に到着。
コンディショニング調整して、１８日の試合に臨みます。
濱田選手しかリオ五輪に出場するテコンドー日本代表がおらず、同じ階級の居ない台湾、韓国代表チームと合宿をしてきて、両国にはお世話になりましたが、台湾と韓国は同じ階級にエントリーしているため、ライバル関係です。なので、台湾チーム、韓国チームとの現地でのお付き合いは気を使わなくてはいけません笑
韓国チームは７月２９日に全員スパーリングパートナー連れて、サンパウロで合宿。１３日に選手村に入るそうです。台湾は知りませんが、台湾での練習は、音楽に合わせて、体幹トレーニングを行ったり、練習試合中の選手の心拍数が見えるようになってたそうで、日本のヘッドコーチがえらい気に入ってました。
濱田真由選手は、１１日から選手村に入りますが、調整、大事です。風邪引かないように。疲れないように。適度に身体を動かして整えます。１日、１回程度、テコンドー練習。あとは、食事や睡眠、気分のリフレッシュ（散歩、買い物、読書、SNS?)トレーナーさんに、身体のはりを調節してもらったりします。（はりすぎても、はりがなさすぎても、だめです）。全競技の応援してくれるジャパンハウスまでの移動が近くてストレスがなかったら、疲労回復のマシーンや食事や練習施設など、頻繁に利用すると思います。
追い込む期間でないので、地味な？調整が要ります。緊張してたら、疲れるし、緊張感がないといけないし。試合の前って、心を整えるの、大変ですね。追い込んでたら、妙な安心感があるけど、追い込めないから、あんまり、達成感のようなものがなく、緊張がゆるみすぎても、身体がだれるし。
オリンピックに出場出来ることを感謝して楽しむことが一番かな？と思います。濱田真由選手は二回目だし、あんまりぴりぴりしないので、すごく、注目されて、愛想良くしても、疲れないようです。私のような選手は、心が小さく、すぐペースが乱れてだめでした＾＾
６時間前に現地入りして勝ったナイジェリアみたいに濱田選手なら、どんなことがあっても大丈夫だと思います！佐賀パワーで頑張れ！＾＾
私は、シドニー五輪で、成田空港出発の時、柔道の山下まゆみ選手の銅メダル決定の瞬間をテレビで見ました。すごい粘って粘って、一瞬で勝ったので、感動しました。（まさか、自分も銅メダルで、あとで、友達になるとは笑）
シドニーの練習会場で高橋尚子さんが走ってる競技の放送があって、練習終わったら、日本人優勝したって、言われて、やったー、と思いました。
シンクロの演技やトランポリンの演技を部屋で見て、どの競技も、日本チームが出てるのは見て、泣いていました。
どれだけ、時間をかけて、人生をかけて、名誉をかけて、すごい量の練習を重ねて来て、本番なんだなあ、それを発揮してるのがわかるので、その一瞬がほんとうに美しいと感じられて、何を見ても泣けてきました。
自分の本番になって、初日で負けた樋口清輝選手がアップを当たり前のように手伝ってくれてたけど、ほんとうに樋口選手のおかげで銅メダル穫れたんだな、と改めて思います。（ずっと、一緒に６ヶ月くらい練習してました。１０歳年下で、世界でいつも、銀とか、銅とか獲る選手でした。めっちゃ強かったです。そんな選手がアップ手伝ってくれたら、そら、いい状態で試合できますよね！）
金メダル獲ろうと思って２回戦で負け、敗者復活トーナメントに。そこで、順調に銅メダルを獲得することができました。それまで、私は、仲の良い選手が選考試合で勝って泣いてるのを見て、笑ってたのですが、初めて、勝って、大泣きしました。「大泣きテコン銅メダル」という本を出版したほどです笑 ほんまに、いいパートナーに恵まれました、濱田に居なくて、かわいそう。韓国チームか台湾チームの４９キロの選手が手伝ってくれたら、いいけど笑 それは冗談で、日本チームとして、欲しいですね。古賀コーチがやってくれるでしょう！＾＾
今、５月に濱田真由選手一人合宿をしていた韓国大邱市の啓明大学に、シニア・ジュニア２０人合宿をしています。大学の学生もそれくらいの人数なので、ちょうどよいです！海外で日本人一人か二人で練習に行くとアウェイ感が半端じゃないのですが、大勢のチームで行くとつらいことも楽しめたりします＾＾
リオ五輪が終わらないうちから、東京五輪に向けて、スタートです！
テコンドー日本チームは礼儀正しいし、とても元気で、どんどんチャレンジして、頑張っています。がんばれ東京！多分、あっと言う間だと思います笑