この度、濱田真由選手が日本人初の世界大会金メダル獲得の快挙を成し遂げてくれました^^

ロンドン五輪には18歳で出場して5位。

すごいのは、高校生の時に五輪出場権を獲っていたこと。

その当時、五輪に出場するには、世界選考会で3位以内に入るか、

アジア選考会で3位以内に入らなければいけませんでしたが、

世界選考会で確か4位、アジアではしっかり3位に入った高校生で出場権を獲ったすごい選手です!

ちなみに、樋口清輝選手も19歳で2000年、五輪出場だから同じですね^^

高校生ですよ、高校生!

超天才です^^

実は、テコンドーって競技人口7000万人なんです、柔道は2000万人と言われていますよ。

なので、世界では普及していて、出場権を獲るのはすごく難しいです。

階級も普段は8階級に分かれていますが、五輪の時は、4階級になるので、

またまた、大変になります。

それを高校生の時に獲ったのがすごいんです。

卒業した年に出場したロンドン五輪で、5位入賞。

それも、すごい。

翌年、2013年、19歳にして、世界選手権プエブラで、銀メダル!

そして、今年、昨日、21歳にして、2015年世界選手権チャラビンスクで、日本人初の金メダル!

世界選手権は、2年に1度行われるテコンドー界では最高峰のトーナメントです。

8階級でやりますので、1日中、5コートくらいでずっとやってる。

また、140カ国以上出場するので、1つのトーナメントに何十人と居ます。

今回も濱田真由選手は、5試合して、優勝しました^^

私の現役時代は、決勝まで1日だったんですが、今回は、マイナス57キロ級女子は、

21日予選、22日に準決勝、決勝だったようです。

下記は、-57キロ級のトーナメントです。

http://www.worldtaekwondofederation.net/images/Matchlist_Day_6F-57kg_M-63kg_2015_World_Championships.pdf

なので、濱田選手は、2回戦から、参戦。

下記は、濱田選手の予選の試合が観れます。

https://www.youtube.com/watch?v=E8Lzgdo2-nA

WTF(世界テコンドー連盟)の配信してくれてるユーチューブの動画です。

8時間ものの長大作ですが、

2時間40分あたり 2回戦 対カザフに勝ったベトナム 6対5 勝ち

6時間あたり    3回戦 対韓国 5対5 サドンデス 勝ち

7時間40分あたり 準々決勝 対タイ 9対2 勝ち

そして、準決勝、決勝は、4時間23分ものの表彰式付きのこちらの動画で観れます。
こっちのがきれいし、解説が入ってます!

https://www.youtube.com/watch?v=kP7fBUksFz0


2015 WTFWC - Semi-finals and finals (F-57/62kg and M-63/80kg), Medal awarding ceremony

です^^

12分あたり 準決勝 対イラン 5対3 勝ち 

     相手、新鋭ですね、16歳くらいかな?うまかったです。冷静に勝ち。 

2時間20分くらい 決勝  対スペイン 5対3 勝ち!新チャンピオン誕生!

ヨーロッパは身体能力が高いので、徹底的にポイントの穫れる蹴りや、ポイントを獲られない受けを極めることで勝つことを第一に考えているのではないかと思います。その中で勝ち上がってきた人が代表になっていますから、蹴りの精度がとても高いです。

アジアは、身体能力的には西洋にかなわないですが、だからなのか、相手との間合いやタイミングなど、を第一に意識して練習しています。その中でチャンピオンになる人はどれだけ優れているでしょう。

今回、すごかったのが、間合いやタイミングが世界で一番、研究されている韓国の選手に対して、勝ったことだと思います^^

韓国の選手は背も高く、身体能力も半端じゃないです。

互角だったと思いますが、濱田選手は、、蹴りのあてる精度で勝ったと思いました。

かなり、練習中に、追求していると思われます。

そして、スペインには、ほんとに相手を見切っていて、安心して勝てたように思います。

イランも新鋭のすごい選手でしたが、韓国、スペイン、イランとも、練習環境が整った国です。

今回の世界選手権などでは、代表になるための厳しい選考会もありますし、

ナショナルトレーニングセンターのようなところで、合宿が続きます。

優勝すれば、一生、年金が出ます。

日本よりテコンドー人口が多く、スパーリングパートナーや、優れた指導者も豊富でしょう。

日本はまだまだそのような環境が整っていません。

一企業の会社員として、地元佐賀で練習する。

同じくテコンドー選手である兄が埼玉大学を卒業し、佐賀に戻ってきたことも、自分より背の高い相手と闘う練習になったようです。

コーチは、元日本代表で、東京で活躍した選手。

地元に戻り、家業の農業をしながら、天才濱田真由選手を中学3年から教える。

まだまだ社会からのサポートが段違いに低い状況の中で、強豪に勝っての金メダル。

そこがほんとにすごいと思います。

21歳の世界チャンピオンがこれからリオで、東京で、次の五輪の金メダリストを目指しています。

先輩として、少しでも、サポートしていきたいです!^^



佐賀県立高志館高等学校出身。ベストアメニティ所属。 ウィキペディア
生年月日: 1994年1月31日 (21歳)
生まれ: 佐賀県 佐賀市
身長: 174 cm
体重: 55 kg