白澤卓二教授さんのアンチエイジングのお話、すごく、ためになりました。
教授の「高齢期のうつ病と心のアンチエイジング」
論文、読ませていただきました。
その中から、うつ病対策を考えてみました。
1)うつ病には、内因性の要因と外因性の要因が重なった時に発症するそうです。
内因性の要因は、脳の中で精神活動をつかさどる神経ネットワークの不具合があります。
神経ネットワークは、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンを産生する神経細胞から成り立っています。
神経伝達物質、ドーパミンは、「やる気」に重要。
セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンの働きをコントロール、精神安定作用。
ノルアドレナリンは、不安、恐怖、覚醒、集中、積極性。
セロトニンやノルアドレナリンは、シナプス小胞に蓄えられていて、
神経の興奮した時、受容体に分泌される。
高齢期になると、シナプス小胞の数が
減少し、シナプスの可逆性が低下する事が知られていて、
心の老化の原因となっている。
若いころの心の反応ができないようになるそうです。
2)外因性のうつ病要因
ストレス、アルコール、虐待などです。
女性は産後や更年期にエストロゲンなどの女性ホルモンの急激な変化がうつ病要因になりえます。
ストレスの原因は、人間関係が一番、
金銭面、子育てなのどがあります。
3)うつ病予防食事
うつ病発症には、セロトニンの代謝が関係しています。
セロトニンはトリプトファンの代謝産物なので、たくさん含まれている、
バナナ、乳製品、落花生などのナッツ類は、うつ病予防にいいです。
セロトニンの代謝にはビタミンBも必要です。
イノシトールはセロトニンの働きをコントロールするのでビタミンCも必要です。
ギャバも精神の鎮静には必要な栄養素です。
抑うつ気分が強くなると食欲もなくなるので、
何が食べたいのか、身体の求めるものを感じる事が大切です。
バランスのよい食事を心がけ、朝食を抜かないようにするのがいいです。
続きはまた、明日!