メンターがお子さんの学校選びでスイスのボーディングの見学に行って「これはこども絶対楽しい🥹敷地内にパン焼き小屋があって、畑があって、乗馬場があるから馬小屋で自分の馬の世話して、もちろんテニスコートもあって…それを自分の興味で授業組み立ててお願い」とめちゃ感激していた。

よれこもシンガポールのインターを見て「もはや大学やん爆笑日本のしょぼい大学に¥何百万もかけるなら初中等教育(うちは高校にもかかるが)にお金かけようよ物申す→ちょっと奮発してでもお手軽インターでなくてガチインターへ」と旦那に言ったくらい昇天


と、同時に

「あ、シュタイナーのうちの子たちもこれ全部やってきたわぶーボーディング出身、てなんかハリポタのハウス的なのがあって、エリートの権化、みたいなイメージだったが意外とうちのシュタイナーっこたちと共通言語あるんじゃイヒ

と思った。

田植え稲刈り→藁で正月の飾り作り




家作り


羊の毛刈りからの編み物・織物




蚕の繭からの糸紡ぎ
小麦育てて粉挽き→育てたジャガイモで酵母起して、森から薪拾ってきてのパン焼き←竈自家製

近所の牧場から牛糞や馬糞もらって、学校前の桜並木の落ち葉と混ぜて堆肥作るところから畑もやる。

学校近所の公園愛護会の管理者になって、夏みかんを収穫しまくってジャムにして還元したり。

近所の市民の森から竹切り出して(70本とか)家建てる→敷地広い学校は歴代の建物が並んでる。うちは毎年作り替える。
これも日本の文化ではある。自然災害で壊れる前提。もしくは技術の継承のため式年遷宮など。


手縫いでドレス作ったし


浴衣もシャツも作った


帽子も靴下も生活に必要なものは何でも編めるし


靴も作った


丸太削って皿作ったし
バターナイフやヘラも作った
銅を鍛金した器もある。



ヨットで海洋実習も行くし
北海道のシュタイナー学校だと雪山の縦走登山とかもやる。
バイオダイナミック農場での農業実習はどこの学校もやる。バナーヌは小豆島でのオーガニック農家で林業もやらせてもらった

600席の大ホールで、全部こどもが作った衣装や小道具大道具でシェイクスピアもやるし、東海道中膝栗毛もやる。



全員一緒のピアニカとかリコーダーじゃなくて、自分の楽器で音楽の授業やるから、体格によってサイズ違いのバイオリンやチェロ、管楽器でアンサンブル組むのは当たり前。放課後残って先生と作曲の打ち上わせするのも日常茶飯事。



韓国、中国、カナダ、アメリカ、ドイツ、パキスタンなどなどとのミックスの子もいる。各クラス20人以下で1割は親のどちらかが外国籍(これは都市部のうちの学校の特性かもしれないけど)。

集団授業が受けられるレベルなら、障がいある子もクラスにいる(その子の特性と思ってて、うちの子は友人が障がいがあると気づいてなかったらしい。ディスレクシアの子もちょいちょいいる)

なんかもろもろ当たり前すぎて公教育の義務教育は自分が中学卒業した30年近く前でアップデートが止まっている
今までそこ全く書いてこなかったかも。

シュタイナー学校は実学実体験から学ぶ
具体から抽象へ
公式暗記して問題解くんじゃなくて何かするために規則性を見出して公式を考える方からアプローチ

フリースクールのシュタイナー学校はお金と敷地がないから笑い泣き人との繋がりで地域→日本全体を使ってやる(高校になると海外のシュタイナー学校のツテも使わせてもらう)。

学校内で全ておさまるのがボーディングスクールなら
外に飛び出してやってるのがシュタイナー学校

これが月5桁から🤣って安すぎる、といつも思ってる。これは先生の自己犠牲も含んでるので完全にいいとは思ってないです
どんな家庭でも通えるように、て学費は月払い。

インターやボーディングて年間一括払いじゃない爆笑だからお金持ち向けなんだなー…と思う。スカラシップの枠には所得制限引っかかるし…うちは3人いるから所得制限越えてても自転車操業になりがちなのだよ…つらみ


ほんで、じゃ、シンガポールのインターナショナルスクールは?なんだけど、HPを15校くらい見て、8校くらい見学行っての第一印象。

「日本の高校に残る」と言ってた高2の長女も「私この学校行きたい😍🤩」となったシンガポールのイギリス系インターがあった。

確かに街中に比べると格段に白人率が上がる。こんなにシンガポールに白人いたのね、というくらいそこだけ異世界。でも先生の国籍も多様だし、生徒の国籍もアジアの割合は半数くらい。

やっぱりアジア人はどうしても欧米では差別があるから、英語が不自由な時期は多数派に入れておきたいんだよね。

彼女は繊細ちゃんで、小学校低学年までは集団生活が難しかったり、中学になっても「死」にまつわることは徹底拒否。
歴史の授業でとある史跡は入れずフリーズしたり、死から来る漢字は書けないレベル(シュタイナー学校は相当高学年になっても一字一字を絵→象形文字→漢字 と習っていく)。この時は漢字の書取りを担任は免除してくれた。

なんだけどハリーポッターは6年生くらいで読みきった
異世界の話と思えば大丈夫らしい
その理屈とかがいまいちわからない
仕方ない感性は一人一人違うから

だから今まで海外志向もなければ私は中学の頃から海外にいつか住むと決めていたので、赤ちゃんの時から彼女を海外に色々連れ回していたのに…新しい環境に入るのもわりと苦労するタイプと思っていた。

そんな彼女の心の変化、成長に私もびっくり🥹コツコツとしてきた種蒔き、伏線回収が始まったのね…とちょと感慨深かった。

そして長女次女の「わー🤩」てなったのは広い広い学校やきれいな設備、の見た目だけではなかった。

・美術室に材料・素材がいつでもなんでも揃っていること
今は場所が本当にせまいので、毎回出したり片付けたりがある。それは日本の食事時はちゃぶ台出して、そこに布団敷いて寝る、のミニマム文化に通じるから、アイデンティティとしてはいいんだけど、もう十分やったからいいかなと親の私も思う。

・本格的な劇場
バレエを11年やって、2時間の劇を大して演劇好きでないクラスメイト6人とやりきって、管弦楽器のアンサンブルも日常的にやってきた長女は、リハーサル、ゲネプロが学校内で済むことや音響・照明が毎回同じところでできることにとても感激していた(毎回会場が変わるとその会場のクセに合わせるのが大変だったから)

・エコ観点
シンガポールはまだ発展途上で、エコの観点が全く感じられないんだけど🤣インター校は資源の使い方が先進国のそれ。そこの感覚は継続してほしい



聞いたところによると、日本で中学受験するなら5年生で年間60万、6年生だと80万くらい塾の費用がかかるとか驚き

いや、ほんと何に重きを置くか、だから全くそれを否定しているわけではなくて、私は「パイプ椅子と長机に座ってテスト解くスキルを得るのにウン10万オエーをこども時代を使うのね」て思ってしまうだけなの。

日本の私立の中高一貫校てそんなすてきなところなの⁇

私は公立育ちで、高校は校舎もぼろぼろだったし🤣プール開き前自分たちで掃除するとか、クーラーないとか設備はニヒヒだったけど、サマープログラムと称して色々夏期休み中のワークショップあったし、第二外国語、第3外国語も学んだし、今でも当時の友人とは付き合い続いてるし、色々楽しかったけどな〜キョロキョロと思う。

0か100かで
「ボーディングいいな〜🥺私立一貫校いいな〜🥹海外のインターいいな〜🥺うちはお金ない」
て思考停止するんじゃなくて

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できることからやろうぜ!調べようぜ!
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だと思う。

「日本教」「日本の教育おわた」とか言ってる人いるけど日本はかなり自由で何でも選べるんだから。お花畑メガネで世の中見ない限りどこの国行っても同じ。

表面的な巧さで本質を見逃してないか?
わかりやすさで飛びついて継続できてなくないか?
自分が今のレベルでできるところだけマネしてチグハグになってないか?

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教育も子育ても自己流は事故るよ。
ボーディングもシュタイナーもお手軽じゃないし時間もお金も気力もかかるよ
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とは言いたい物申す
#ナニサマ


今後ますますAIが何でもやるようになるから、人間ならではしかできないことはもはや芸術や体験しての感動・心が動くことしかない。

赤ちゃんの頃からタブレットの小さい画面見て
ずっと座って誰かが決めた正解に沿うよう問題解き続けて
いつもいつも先取りして次の時代の準備に追われて

いざ大人になって、さぁ趣味を、好きなことを、て言われても、こどもの頃遊んでないと遊べないよね、と私は思うんだけど。