こちらに来てからテレビをほぼ見ていないのですが、昨日は久しぶりにジムで歩きながらテレビを見ました。
チラッとテレビをつける度に思うのですが、やはりテロや紛争の悲惨なニュースが多い。
ドバイにいると平和ボケをして、すぐとなりの国で毎日戦闘が繰り広げられていることなんて忘れてしまうのですが、ニュースを見るとこのエリアも中東なんだと思い知らされます。
昨日見ていたBBCではテロで夫を亡くした女性が、テロ被害に遭った人やその家族のケアをしたり、宗教的な女性差別を無くそうと活動するドキュメンタリーを放送していました。
英語がまだ十分に理解できないので全ての内容は掴めなかったのですが、純粋に思ったことは日本で見る報道との濃度の差です。
女性が民衆の前で沢山の男の人に囲まれて、コンクリートブロックで何度も殴られる映像、テロ組織との銃撃戦で逃げ惑う人が撃たれる映像、血だらけの人々..見たくないと思うレベルの映像が普通に流れていました。
私が日本で見ていたニュース番組の報道姿勢も大いにあると思いますが、日本で報道出来ることは限られているのかもしれないと思いました。
これだけの悲惨な出来事が毎日起きていること、知ったつもりでしたが実際には何も知らなかったんだとも。
報道されるのは大きなテロや先進国でのテロばかり。でも日常的にそれが起きている国があって、常に死と隣り合わせに暮らす人々がいること。。
この国に来て、出稼ぎの外国人労働者と駐在の外国人の圧倒的な差を目の当たりにして、産まれる国で全ては決まるのかもしれないと思いましたが改めてそう思わされました。
恵まれた国に産まれることが出来て良かった!だけじゃなく、自分にも何か微力ながら出来ることはないのかなと思う今日この頃です。。
(といいながら、冷房のきいた部屋にいて食べたいものが食べれて..それで1日はぼんやり終わってしまうのですが)