中学生になっても、
私の生活は大きく変わることはなかった。
友達とどこかへ遊びに行くこともなく、
放課後に寄り道をすることもほとんどない。
たまに学校が早く終わった日に、
友達の家で少し遊んでから帰る。
それが、私にとっての唯一の楽しみだった。
その生活は、中学3年生になるまで続いていた。
当時はそれが特別だとも、不自由だとも思っていなかった。
「そういうものなんだ」
ただ、それだけだった。
中学生活の終わり頃、
それまで当たり前だと思っていた世界が、
大きく音を立てて崩れる出来事が起きた。
親族一同で、
宗教の人たちの言動がおかしい
ということに、ようやく気づいたのだ。
名古屋から、
母と兄、いとこたちも一緒に、
夜逃げのような形でその環境を離れ、
母の実家がある神奈川へ向かった。
逃げるように離れたはずなのに、
そこにあったのは、恐怖よりも解放感だった。
神奈川で、
母・兄・私の3人の生活が始まった。
宗教に縛られない。
意味の分からないルールもない。
誰かの顔色を過剰に伺わなくていい。
それは、いわゆる「普通の生活」だった。
でも私にとっては、
その普通がとても新鮮で、
初めて
「生きてる」
「楽しい」
そう感じられた時間だった。
それまでの私は、
生きていなかったわけじゃない。
ただ、生きる実感がなかっただけだったのだと思う。
今思うとすごい環境だったと思う
でも、子供たちにはそんな嫌な思いはさせずにいられる事に感謝している
ここまで読んでくださりありがとうございましま
続きはまた