TBSドラマ『魔王』第三話。


「陽介」が病院に運び込まれ、治療の甲斐無く、亡くなってしまいます。


帰らぬ人となった親友「陽介」の頬に手を当て「ごめん…」と弱々しく呟く「直人」(生田斗真さん)に無念の思いが感じられ、静かに心を打ちました。



雨の降りしきる中、「しおり」(小林涼子さん)の住む店の前で、クマの縫いぐるみを力無く握り、立ちすくむ「直人」の顔は憔悴していて、今にも何かが溢れ出しそうでした。


親友の死を目の当たりにし、砕かれた心の行き場を失い、親友への思いが吹き出し、雨に打たれたまま、肩を震わせ涙を流しながら嘆き、静かに泣き崩れる姿が痛々しくて…



これまで険しい表情で悪に立ち向かい、心安らぐ場所も無く、救われることの無かったであろう「直人」が「しおり」に向けたその表情には、険しさが無く、涙と雨に濡れ、切なく弱々しい表情に変わっていて、更に悲しみを誘いました。


「直人」の涙は雨に濡れていても、止まることなく溢れ出していて、その悲しみの中へ引きずり込まれました。


私も、本当に悲しくて…


毎回泣いていますが…

「直人」のように大切な親友を亡くした時の事を思って、(ごめんね我が親友)それが無念の死だったら…


そんな事も考えました。


生田斗真さんの、悲しみに暮れ、雨に打たれて佇む姿が美しかった…


色気の漂う役者さんですね


そして、ラストの「しおり」が残像で見た場所へ向かう途中、学生の姿を見た「直人」の顔色が変わり始めて、着いた場所が、自分の通っていた中学だと気付き、何かに吸い込まれるようにフラフラと校舎内に入って行くと、中学の頃の仲間達と過去の「直人」が幻覚となって現れ、一人の男生徒を追い込んでいる姿が見え、呆然としたまま、歩きだし着いた先は廃材置場…

呆然と立ちすくみ、脳裏に再び昔の出来事がフラッシュバックされ、蘇る過去の事件に苦しめられて、二件の殺人事件は、自分が過去に起こした事件と繋がっていると確信し、全てを悟った時、蒼白となり、身体が崩れ落ち、茫然自失のまま動けない…


その姿が目に焼き付いて離れなかった。


追い込まれ、過去の事件と、現在の事件が繋がっていると気付き、崩れ落ちる迄の「直人」の呼吸に苦しみを覚え、力が抜けていく感覚でした。


その姿は、切なく…


悲壮で…


残酷…


でした。


この先、「直人」に、どんな復讐が待ち受けているのか…


悲しい方向へ向かっていることは想像出来ます。


「直人」を追い込んだ「魔王・領」(大野智さん)は、高台に在る墓地から、まるでその光景を見下ろしているかのようで、それは全て「領」が画いたシナリオ通りだったのでしょうか…


静かに進む「魔王・領」の復讐劇と、真実を追い、動けば動くほど、自分の暗い過去に引き戻される「直人」


張り巡らされたクモの糸から抜け出せない!


真実は、「直人」の過去の事件だけでは無いのかも知れない…



恐らくですが…

『魔王』を観る時は

「過呼吸」と「酸素不足」の方々が増える事を予想します。


次は…第四話です。


予告では、更に悲しい展開になると思われます。



Ciaoラブラブ