またしても久し振りの更新になります。。
今回もカフェEcranよりお届けします。
今日は"クラスパス"の設定方法についてまとめました。
設定方法は2つあります。
①-classpathオプションの利用
コマンドラインでjavaのソースファイルをコンパイルするときや、実行するときに、
javac xxx.java
java xxx
というように入力していましたが、これはカレントディレクトリにxxx.javaや、
xxx.classが無いと実行できません。
上記コマンドは下記コマンドと同じ意味を持っています。
javac -classpath . xxx.java
(.はカレントディレクトリを指す)
java -classpath . xxx
もし、C:\abc\def という絶対パスにxxx.javaやxxx.classがあるのであれば、
カレントディレクトリがどこであろうと、下記コマンドを実行すれば問題なく
動作します。
javac -classpath C:\abc\def xxx.java
このようなクラスパスは、複数渡すことができるため、カレントディレクトリと
特定のディレクトリを一緒に指すことができます。従って、どちらにも同じファイル
xxx.javaがある場合は、先に記述したパスから探すため、先に記述した方で実行
されます。
javac -classpath .;C:\abc\def xxx.java
上記コマンドであれば、「カレントディレクトリ」と「特定のディレクトリ」ですが、
先に記述している「カレントディレクトリ」を優先して実行します。
②CLASSPATH環境変数の利用
続いて、CLASSPATH環境変数を使った場合のクラスパス設定方法を説明します。
下記設定を行えば、クラスパスのセットが可能です。
set CLASSPATH=クラスパス1;クラスパス2;クラスパス3…
確認には、以下コマンドで確かめることが出来ます。
echo "CLASSPATH"
このようにCLASSPATH環境変数を設定すると、オプションでわざわざつけなくても、
自動的に参照してくれるようになります。