つづきです~。
番外編
奥出雲の歴史。
たたら製鉄の体験をしてきちゃいました~
刀鍛冶は神仕事。
実は時代の流れとともに、
製鉄の文化を後世に繋いでいくのは
とても難しいことだと感じました。
優れた品質のものを玉鋼と言います。
村下という技術者のトップがいて、
口伝で受け継がれてきたものだそうです。
口伝は山伏の作法や印の伝法と同じですね。
そして誰にでも教えるのではなく、
受け継ぐものだけに繋いできたということもあり、
村下が急に体調を悪くして寝込んだりすると、
次につなげていけないわけです。
刀を武士が付帯していた江戸時代には
盛んだったようですが、
刀を付帯する時代の終わりとともに、
最盛期だったたたらも小さくなっていった。
今回はペーパーナイフづくりということで
鍛治場に入らせていただきました。
もちろんしめ縄がはってある。
鍛治屋が信仰する神は金屋子大神で
一般的に女性の神さまとされていて
女性は鍛治場には入れない掟が
あったのだそうです。
時代とともに…しかも体験で…
鍛治場に入れさせていただくことができる。
ありがたいことですが
失礼いたしますという気持ちで
入らせていただきました。
金屋子大神さまは
自分(または部下の村下)が麻につまづいて
転んで死んだので麻がキライ
神事には大麻が祓具に使われていましたが
麻がお嫌いなんですね。
また、犬に追いかけられて
蔦を登って逃れようとしたところ
蔦が切れて落ちて犬に咬まれて死んだので、
犬と蔦がキライ
犬に追いかけられた時、
みかんの木または藤の木に登って助かったので、
みかんと藤は好き
たたら炉の周囲の柱に死体を下げると
大量に鉄取れるようになったので
死の穢れが好き
びっくりするような特徴がありますね。
今回は金屋子神社には伺っていませんが
また機会を作ってお詣りに伺いたいと思います。
ペーパーナイフ作りは
15cmくらいの長い釘を
熱くしてカンカン叩きます。
そのあと紙が切れるように研磨します。
あ…私すっぴんなんで…
お目汚し失礼いたしますよ~ぉ
釘を熱くしています。
カンカンしてるとこ。
研磨中。
できたやつ
楽しかったです



















