と、ここまでの第1話から第4話で、大方の人物紹介と
当時のバックグランドを紹介させてもらいました。
新人君たちが入社して数ヶ月ほど経ったある日のこと・・・
ジリリリリリリリリリリリリリ・・・・・・
けたたましく響く目覚まし時計のアラーム。時刻はまだ8時。
いつもの事ながらアラームを止めて二度寝を開始した俺に
夢子の一喝。
『ちょっとぉー、会社遅れるよ』
『・・・うん、遅れるね・・・ 確実に・・・ムニャムニャ』
『わたし、ホントに先に行くよ』
『・・・うん、(勝手に)どうぞお先に・・・ムニャムニャ』
『もう知らない・・・』
『・・・うん、俺も知らない・・・ムニャムニャ』
ほぼ毎日同じやり取りの繰り返しに夢子も
当たり前だがウンザリ気味。そりゃそうだろうね。
ただ起きられる自信があるからこそやっている。
俺はスーツに着替え、再び布団に潜り込んだ。
30分ほどの仮眠を取るつもりで・・・
次に目が覚めた時、俺は異様な静けさの中にいた。
恐る恐る時計を見てみる。
短針は9時、長針は45分を指していた。
ということは・・・ つまり・・・
ギャア゙ァァァァ━ΣΣ(゚Д゚;ノ)ノ━!!
ギャア゙ァァァァ━ΣΣ(゚Д゚;ノ)ノ━!!
ギャア゙ァァァァ━ΣΣ(゚Д゚;ノ)ノ━!!
ギャア゙ァァァァ━ΣΣ(゚Д゚;ノ)ノ━!!
ギャア゙ァァァァ━ΣΣ(゚Д゚;ノ)ノ━!!
9時45分!!!!!!!!!!!
_| ̄|○ 遅刻決定
遅刻をしてしまい何ともバツが悪い思いの中
午前の仕事を黙々とこなす。その日の昼休み
当たり前だが《13時休憩》をゲットできなかった
俺は、初の《11時休憩》を選択。
『午後からも適当に頑張ればいいだろう。終わり良ければ全て良し』
そうやって自分に都合よく、気持ちの
修正を図ってみたのだww
昼休憩は初の11時、寝起き直後の昼食は
何とも食が進まなかったが、それでもいつもの
ように弁当を喰いつつ新聞を読み耽っていた
俺の頭上から突然声が聞こえた。
『となりいいですか?』
それは乙葉だった。入社して以来乙葉から初めて
勤務外で話し掛けられる。乙葉は俺の返事も聞か
ずに、席に座るなり堰を切ったように話し始めた。
『お弁当は奥さんの手作りなんですか??』
俺と同棲中の夢子は『私は絶対料理はしない』という
徹底した主義を貫いていた(そんなの貫くなって...)ので
もっぱら料理は俺の担当だった。
『あぁいや、結婚してないし・・・ 同棲しているけど・・・ 俺が作ってる』
そう答えると乙葉は ≪俺が結婚していない事≫ に対して
なのか、≪俺が料理をしている事≫ に対してなのかは
分からなかったが・・・
『ホントですかぁ??』
と俺の言葉を軽く疑うように言った。
そして俺の弁当を喰う姿をマジマジと眺めていた。
『あのぉ~、そんなに見られると喰いにくいんだけど...』
『ヨッペイさんを見てるんじゃなくて新聞見てるんです』
『...だよね (勘違い恥ずかしorz )』
『ウソです♪ww ところでヨッペイさんっていつもお昼一人ですよね??
今度から一緒に食べませんか??』
『まぁ...いいけど...』
『じゃ決まりですね。私も明日からお弁当持ってきます』
『ところで・・・ 何で俺がいつも一人で弁当食べてんのを知ってるの??』
『私もいつもは13時休憩ですから・・・ でも今日は遅刻してきたので』
『 (お仲間発見ww) そうなんだぁ~!!』
『私は寝坊じゃないですけど・・・』
ギャア゙ァァァァ━━ΣΣ(゚Д゚;ノ)ノ━━!!
バッ、バレてる・・・ そりゃそうか。こんな『今起きました!!』的な
寝癖全開の頭してりゃ誰だって分かるワナ・・・
まぁそんなキッカケで俺たちは一緒に昼休憩したり
社内メールをやり取りする仲になった。彼氏がいることを
知った時はちょっとショックだったけど...
二人の会話も自然と敬語からタメ語へと変わっていった。
