朝日カルチャーセンター横浜校で、
焼酎講座を開催しました。
前半1時間で焼酎の講義をし、後半30分で利き酒、
最後の30分でおつまみといっしょに飲んで、
食べ物と合わせてみるといった構成です。
焼酎は11種類用意しました。
「莫祢氏」は、スタンダードな芋焼酎ですが、
すごくまろやかで飲みやすい。
「がんこ焼酎屋」は、古式兜釜蒸留器を再現して蒸留、
芋はジョイホワイトを使用していて、とってもフルーティー!
オンザロックにすると旨いです。
「小鶴黄麹」は黄麹を使った芋焼酎で、
トロトロっとした口当たりが特徴。
「赤猿」は紫芋を使用していて、香りも味わいも甘くておいしい!
今回の芋焼酎の中では一番人気でした。
「兼八」は麦麹を使った常圧蒸留の麦焼酎。
香ばしい香りと麦らしい甘みにガツンとやられます。
「六調子」は球磨焼酎です。
今では珍しくなった米焼酎の常圧蒸留にこだわり、
長期熟成しているのでまろやか。
米本来の旨味を感じられる逸品です。
「すいちょう」は蕎麦を80%も使った蕎麦焼酎。
蕎麦の香りに蕎麦らしい苦みや渋みがほんのり混ざります。
「ダバダ火振り」は栗焼酎。
栗らしい甘みがあるかと思いきや、意外と辛口です。
「れんと」は減圧蒸留の黒糖焼酎。
黒糖の甘みが感じられる飲みやすい一本です。
「華忠孝」は、マンゴー酵母を使用した泡盛。
泡盛らしい黒麹の香りに、フルーティーさが加わり旨いです。
最後は粕取り焼酎「常陸山」。
酒粕が原料で、酒粕に水を加えて再発酵させたもろみに
籾殻を加えて蒸留します。
常圧蒸留なので粕の香りが強く、強烈。
私はこういうクセのある蒸留酒が好きです。
みんなでワイワイと楽しく試飲したあとは、
余ったお酒をくじ引きで山分けして持ち帰りました。
ひとつだけ、講義の中で泡盛の「仕注ぎ法」を説明するとき、
新酒から飲むと教えてしまいましたが、
古酒から飲んで、新しい酒を順番に
古いほうへ移していくのが正解です。
私の勉強不足で間違った知識を教えてしまい、すみませんでした!!