今年5月ラスベガスで敗れはしたが井上尚弥から“ダウンを奪い”株を上げた

 

ラモン“ディナミタ”カルデナス🇺🇸がリング復帰

ラモン・カルデナス ボクシング戦績 TKO勝ち

元IBO王者だったエリック・ロブレス🇲🇽対戦

 

試合はカルデナスが終始主導権を握り、3ラウンドにカウンターの右でダウンを奪う

ラモン・カルデナスの右ストレートでダウン奪う

5ラウンド再び強烈な右カウンターをロブレスの顎に打ち抜き、レフリーはカウント途中でストップ

ラモン・カルデナスのボクシング試合

5ラウンドラモン・カルデナスのTKO勝ち

 

サウスポーのロブレス対策で中谷潤人とスパーリングを積んだカルデナスがディフェンスでも冷静に対処しロブレスを粉砕

 

井上からダウンを奪った自信か、敗れはしたが何かグレードが上がったかのような戦いぶりであった

 

そこで思い出す

 

一流王者に挑み、負けて強くなったボクサー

 

古くはサルバドル・サンチェス🇲🇽に無名ながら大善戦、のちの名王者となったアズマー・ネルソン🇬🇭

ラモン・カルデナスがエリック・ロブレスと対戦

直近では寺地拳四朗に挑み激闘の末敗れたアンソニー・オラスクアガ🇺🇸

 

そのオラスクアガは水曜日WBO世界フライ級タイトル防衛戦で挑戦者桑原拓(大橋)

に圧倒的な強さを見せつけ4ラウンドTKOで粉砕

ボクサーがベルトを掲げる姿

桑原は急遽の挑戦、しかもアキレス腱断裂からの復帰戦でもあったが万全に仕上げてきたと思う

 

それでも1、2ラウンドで力量を見極め、3ラウンドから左ジャブで追い詰め、4ラウンド難なく仕留めたオラスクアガの強さは圧倒的であった

 

寺地戦敗戦直後から強い選手になるのは間違いないと誰もが思っただろうが、予想通り強いチャンピオンに成長した

 

カルデナスが今後世界チャンピオンになれるかはまだ分からないが、オラスクアガ同様、敗北を糧にして強い王者になる可能性はある

 

日本でも知名度があるし、同じスーパーバンタム級の

中嶋一輝(大橋)

石井渡士也(REBOOT.IBA

下町俊貴(グリーンツダ)

とマッチメークされれば面白い

 

来年5月大きな会場のアンダーでどうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日のU-NEXTBOXING.4 3大世界タイトルマッチ@両国国技館

 

WBA&WBO世界ライトフライ級統一タイトルマッチ12回戦

WBA王者高見亨介(帝拳)vsWBO王者レネ・サンティアゴ🇵🇷

 

結果はスプリットデジションで

レネ・サンティアゴの判定勝ちでWBA&WBOライトフライ級王座統一

ボクシング世界戦、サンティアゴ王座統一

 

 

正直高見が負けるとは微塵も思っていなかった

 

そこに至るまでに方々の高見の高評価、スター性、ライトフライ級は通過点で今回で卒業

 

諸々な情報は個人的にも納得で、同僚岩田翔吉(帝拳)を見事にアウトボックスして見せたサンティアゴも仇討ちにして

 

圧勝レベル

 

で勝つと予想

 

試合中もそのバイアスが掛かってる状態だったので、いつサンティアゴを捕まえるのかと言う視点でしか見てなかった

 

ここはあくまで映像版でなく会場で観た時のみの感想なのだが

 

高見はサンティアゴの動きに攻めきれなかったものの、ボディへのパンチや攻勢などで、微妙ながら振り分ければポイントはピックアップしてるかなと思った

 

サンティアゴは岩田戦より攻める姿勢は見えたが、それでもパンチの威力はなく、後半はバックギア中心の戦術

 

ぶっちゃけ中盤以降あくびを連発する凡戦となってしまったが、後半11、12ラウンドは高見が締め、本人と陣営だけでなく個人的にも内容は期待値以下だったが中差くらいで無難に勝っただろうと想定していたが・・

ボクシング興行、レネ・サンティアゴと関係者

納得しかねる結果にエックスのタイムラインを開き、炎上してるだろうと思いきや・・

 

117-111でサンティアゴの勝ちとみたファンが多数

 

仲間内のグループラインでも高見は前半ほとんどラウンドを持ってかれたと言われ・・

 

頭の中が混乱・・

 

そんな試合だったのか?俺は何を観ていたのだ?

 

ただ同じく観戦した同士に結果を尋ねると高見の勝ちだったと・・

 

もう訳分からんが、多数決的にサンティアゴが勝った事実が正解なんだろう・・な

 

まぁ配信版を見ればまた自分の採点結果も全然変わるんだろうけど(ショックもありまだ観る気が起きん)

 

 

 

 

しかし後の祭りだが、サンティアゴなんて塩あえて選択する必要がないと誰かが指摘してますやん・・↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は両国国技館でU-NEXT BOXING.4 トリプル世界タイトルマッチ

ボクシングイベント「U-NEXT BOXING.4」ポスター

当たり前の事ではあるが、前日計量での全選手仕上げた肉体は神々しいほど素晴らしく見えた

 

各試合の事前予想はするものの、毎日身を削る減量と練習で作り上げた体を見ると

 

“何が起こるか分からない”

 

真逆な結末も脳裏に浮かんでしまう

 

そうしたピリつきを感じながら今宵会場で見届けたい

WBA世界“レギュラー”ヘビー級タイトルマッチ@ドバイ

 

王者クブラト・プレフ🇧🇬vs挑戦者ムラト・ガシエフ🇷🇺

プレフvsガシエフ ボクシングタイトルマッチポスター

去年12月にマヌエル・チャーに挑戦して念願のヘビー級チャンピオンになったプレフだが、これが1年ぶりの初防衛戦

 

そもそもWBA“レギュラー”ヘビー級王座はマヌエル・チャーが王座に付いてからプレフと試合をするまで

7年間防衛戦をやらなかった、もはやネタとして扱われるベルト

 

挑戦者の元クルーザー級王者ガシエフも2018年にウシクとWBSS決勝で敗れて以降、名のある選手とはオットー・ワーリン🇸🇪くらい(2-1判定負け)

 

そんな両者の“レギュラー”ヘビー級タイトルマッチ

 

試合はプレフ得意の左ジャブでガシエフの攻撃を防ぎペースを握る

 

ガシエフもその左リードをディフェンスしながら中にはいるタイミングを模索してる感じ

 

4ラウンドあたりからガシエフのパンチも当たり始めたが、5ラウンドはプレフがペースを戻すべくポイントを奪い返す

 

そしてフィニッシュは唐突に・・

 

6ラウンドガシエフの左フックがプレフにグサリ!

ボクシング、ガシエフの左フックでプレフKO

1発で大の字に倒れるプレフ

ガシエフ、プレフをKO勝利

立ちあがろうとするが、ここで試合終了

 

6ラウンドワンパンチでムラト・ガシエフのKO勝ち

プレフvsガシエフ WBAヘビー級タイトルマッチ結果

自己採点↑

 

プレフの味のあるボクシングでいい展開だったが、そこを一撃で突いたガシエフの左フックは見事

ただヘビー級王者となったガシエフだが、穴王者として今後も狙われてしまうだろう

 

 

 

 

 


WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ・・であった

オシャーキー・フォスターvsスティーブン・フルトン🇺🇸

 

だが

 

前日計量でフルトン🇺🇸が2ポンド超過で失格

でスライマン御大がとった

 

“寛大な措置”はと言うと

 

想像の斜め上をいくWBCライト級“暫定”王座決定戦・・だと

 

御大曰く、両者は延期を3度も受てるとか何とか御託を述べていたが、これこそボクシングを真剣に応援してるファンを侮辱してる欲ボケ裁定であろう

 

もう呆れてものも言えない

 

そんで結果はワンサイド大差判定でオシャーキー・フォスターが3-0ユナニマスデジションで勝利

 

スライマン特製“ご褒美”の効果もなくフルトンに覇気もやる気も感じられない酷い試合・・

 

と酷評する前にこれはオシャーキー・フォスターの素晴らしきボクシングを賞賛するべき試合だ


事前予想でフルトン有利と見立てていたが、仮にフルトンがベストに仕上げていたとしても、フォスターとの階級差+総合力でも

同じような展開になっていたであろう

 

まともな眼力であればフォスター有利と予想しますよねぇ、見る目のなさを痛感

 

しかしあれだけ非難轟々のタイトルマッチであったが、フルトンが惨敗したことによって、禊というか威厳が守られたので

 

何事もなく“最良な結末”で収まる感じ・・にはなりましたね

 

そしてまだ数日しか経ってないが

来週誰もこの話題には触れないであろうし、忘れている

 

これが悲しき現代ボクシングの現状…