3年前の夏には能登半島を海沿いに

金沢から富山まで車中泊しながら丸4日間かけて走破しました。


千里浜なぎさドライブウェイでは、

車を砂浜に停めてチェアーを出し、お茶を飲みながらただただ打ち寄せる波を眺めました。


世界一長いベンチに腰掛け、

輪島の朝市で干物や焼きたてのパンを買い、

白米千枚田の美しさに見惚れました。


垂水の白滝で手を洗って、

丸い石をひとつ記念にいただきました。


能登半島の最先端、禄剛崎の灯台、

青の洞窟にも行きました。


青の洞窟の崖の下の海岸際に、

武家屋敷風のホテルがありました。


建築設計業の経験もある私は写真に納めて検索し、

『あー、こんな素敵なお宿があるんだ!建てるだけでも大変だっただろうな。』と感動しました。


見附島(軍艦島)とも言われる島。

私たち自身の旅のお土産はその土地のマグネット。

島を模したブロッコリーの頭みたいにかわいいマグネットはリビングのボードから、いつもちょこんとこちらを見てくれてます。


加賀温泉では、ホテルの日帰り温泉に入らせていただき、大きなガラス窓から見える穏やかな景色を眺めていました。


能登島の北西端の八ケ崎海水浴場がとてもキレイですぐに気に入り、

予定を変更して朝から夕方まで泳いだり日光浴をして過ごしました。


集落にある漁村はどこも趣深く、釣りも趣味にする私たちはどんなお魚が獲れるのかと想像を膨らませました。


その後、以前お仕事をさせていただいた七尾市に住むお客様ご夫妻と会い、楽しいひと時をご一緒しました。


半島を巡りながらその土地の名物をいただきましたが、

次の日は、きっときと市場で能登半島の名物をたくさん買って食べて、お土産にしました。


夜には射水市の新湊の運河沿いを散策し、

夫のリクエストで訪れたバーやお店で優雅な時間を過ごしました。


私たち夫婦にとっては、初めての能登半島走破でしたが、想像をはるかに超える素敵なビューポイントが点在していて、全く飽きることなく半島を満喫しました。


観光客を呼び寄せるために、観光協会や地元の方々や自治体の方々の努力が形になって私たちを楽しませてくれたんだと感じました。


どの場所もどこで出会った方も優しく温かく、また訪れたいと思っていました。


今回の能登半島地震の映像を見ると、

建物の被害や火事は直下型の阪神大震災、

津波は東日本大地震の光景で、

揺れと津波の両方に被災されており、

痛ましく、胸が締め付けられます。


私自身、阪神淡路大震災では被災し、避難所生活を送りました。


輪島の朝市の映像を夫が見つけたときは、

『あーっ!あーっ!』と叫んでしまい、涙が出ました。


干物を売っていたあのおばあちゃん、無事かな。

パン屋さんもカフェの方もお土産屋さんも、あそこで笑顔で迎えてくださったのに。。。


同じ空の下にいるにも関わらず、状況のギャップに戸惑い、これ以上の命が奪われないようにと切に願ってやみません。

私は私自身ができることを考えて、被災地支援をしていきたいと思います。