乾いたバスタオルの最初のお仕事は耳を拭くです!
耳って頭から飛び出ていますし、音も集めますが空気中の汚れも集まりやすく、何も塗らずに一日中外気に晒されているのでかなり汚れているのです。
乾いたタオルの初仕事は、そんな耳の後ろと前、耳の入口。。。というか、耳で見えている全部をお風呂上がりの湿った状態で拭きます。
人差し指にタオルをかぶせて、やさしく耳の縁や後ろのカーブに沿って拭き取ります。
マスク生活で耳の後ろがカサカサしたりジュクジュクしている場合は、頭を洗い終わったあとに、泡や流水で汚れや古い角質や脂分、傷の菌を落としましょう。
痛みやかゆみがある時は、泡を乗せるだけでもいいですよ。
よく洗い流して濡れタオルで水分をとれば、症状が軽減すると思います。
必要ならお薬やクリームも忘れずに!
耳の後は、脇の下、お尻、股など、汗や水分が残りやすいところにタオルをあてて押さえて吸水します。
ゴシゴシしがちな背中は、バスタオルをかけて背中を丸めて吸水しましょう。
癖なのか、意外と二の腕の外側が濡れタオルで拭けていないようで、バスタオルで拭き直しています。笑
その後、私はバスタオルで髪の毛を巻きます。
髪の毛もゴシゴシ拭くとキューティクルが傷んでゴワゴワでツヤのない髪になるので、そのままで巻きます。
乾いたタオルで上記部位を拭いても、タオルはほぼ乾いていますし、濡れタオルで余分な水分は取れているので、髪をゴシゴシしなくても髪と地肌の水分をぐんぐん吸い取ってくれますよ!
そのまま巻くことに抵抗がある場合は、指を立てて、ポンポン位置を変えながら軽く地肌だけを拭くようにしましょう。
巻く時は、タオルがうなじや耳の後ろ、おでこの肌に直接触れないように、髪の毛側ギリギリに当たるように巻くことが大事!
乾いたタオルは、肌の水分を吸い取って、どんどん蒸発させてしまいますので、襟足やおでこ、耳の後ろの荒れが治りにくい場合は、それが原因の可能性もあります。
腰に直接巻いたり肩にかけっぱなしも厳禁です。
健康な皮膚を持つ方は問題ありませんが、乾燥肌のアトピーっ子には、大切な肌の潤いです。
吸い取られすぎないように気をつけて、ご自身の皮膚状態に合う方法を見つけてくださいね。
髪を巻いている間に、家事や肌のお手入れ、ネコにごはんなどをしています。
顔はシャワーで洗い流した後は濡れタオルでもバスタオルでも拭き取りしません。
タオルの繊維が顔について、その後の化粧水やクリームに混ざってザラザラするからです。
水分が付いたまま、化粧水と一緒に肌に染み込ませます。
10年ほど前に、大物女性歌手さんが『私のとっておきの美容法は洗顔後の顔を拭かないこと!』とおっしゃっているのをテレビで見ました。
しかも『教えたくなかったんだんだけど、教えちゃった!』みたいな。笑
自分で良かれと思って実践していることが、美しい方の『とっておき』と知り、『え?こんなことが?』とも思いましたが、とてもうれしかったのを覚えています。
結果、今でも続けています。単純!笑
今となっては、要するに『こすらない!』ということだったと思うのですが。。。
アトピー肌は、薄くてデリケート。
濡れタオルで丁寧に拭けば、それで充分です。
肌が傷んでいる時ほど、乾いたタオルの出番は、最小限で済ませましょう!