父とのランデブー | 東京のはしっこから

東京のはしっこから

東京の西の方に住んでいます。

夫タケロー、妻lee、娘a.zの三人暮らし。
スローライフを目指して、のんびり気ままな日常を
綴っているブログです。

こんにちは、leeです。

 

 

春先から始まった、父を誘っての

 

ハイキング。

 

6月は大雨で一回お流れになってしまい

 

6月の最後の週に延期したのですが。

 

 

恒例参加メンバーの姉は仕事、

 

そしてタケローも出張が入り、

 

私と父だけになってしまった。

 

 

まるで・・・グループで遊んでいたのに

 

他の人の都合がつかず、急に

 

二人きりになってしまい戸惑う、

 

みたいな心境になりつつも

 

予定を決行しました。

 

 

私と二人きりとは当日まで知らなかった父、

 

帰宅して母に「leeとランデブーだったよ」


と冗談まじりに話したそう。

 

ランデブー・・・!?


昭和の香りのする古い言葉だけど(笑)

 

 

そんなランデブーの一日の記録。

 

 

今回は電車で移動。

 

武蔵五日市駅で降りて南沢あじさい山を

 

目指します。

 

 

駅からはシャトルバスも出ていますが

 

ハイキング目的なので私たちは

 

歩いていきます。

 

約40分。

 

 

途中途中にこんな木の目印があります。

 

が、普段はタケローに頼りっぱなしの私。

 

私の筋金入りの方向音痴は父譲りなのです。

 

 

そんな父を私が引率なもので、責任重大。

 

交番や、道行く人に道を聞きながら・・・。

 

 

交番で聞いた道と、途中で

 

人に教えてもらった道が違っていたので

 

混乱しながらも、

 

川沿いの道をこのまま道なりに行くと

 

着くらしい。

 

 

川のせせらぎが聞こえてくる。

 

小雨混じりなのも緑が濃くなり

 

みずみずしくていいものです。

 

 

どんどん紫陽花が増えてきました。

 

もうすぐだね。

 

 

他の花を見るなら、絶対晴れの日!と

 

思うのですが、紫陽花に限っては

 

雨でもいい。

 

というか、雨がすごく似合う花だわね。

 

 

そう思い、この日は怪しい天気予報でしたが

 

予定を決行したのです。

 

 

南沢あじさい山に来たのは5年ぶり

 

 

個人所有の山にこつこつと

 

南澤さん、別名、花咲じいさんが

 

数十年をかけて、あじさいを植えていって

 

毎年のように拡張されている。

 

現在、山の斜面に一万五千株のあじさいが

 

ワイルドに広がっています。

 

 

野趣あふれていてお寺のあじさいなどとは

 

また違う趣があります。

 

 

遊歩道にはウッドチップが

 

敷き込まれ歩きやすい。

 

毎年どんどん整備されているようです。

 

 

とにかくびっくりしたのが観光客の数。

 

以前きたときは週末のシーズン中でも

 

ほぼ貸し切り状態。

 

ものすごく静かな山でしたが、今や

 

一大観光地になっていました。

 

 

スタッフ数だけでも多くてびっくり。

 

 

ちょっとした展望台も作られていました。

 

少し視点が上がるだけで

 

眼下一面にアジサイが広がるのが見えて

 

ちょっとしたパノラマです。

 

 

おじいさん一人でやっていたのを

 

若い後継者の方が入り、協力金を募ったり

 

ちゃんと入場料500円を取り、

(以前は任意の協力金だった)

 

その代わりにシャトルバスを走らせたり

 

あちこちでPRしたり・・・と

 

後々にまで残る観光名所にするべく

 

尽力されているようです。


(あじさい祭りは7/7まで)


 

 

ちょうどアジサイの見頃で

 

梅雨の鬱陶しさを吹き飛ばす

 

清涼感を味わうことができました。

 

 

もっともここ数年、私は

 

むしろ梅雨がキライじゃない。

 

あのギラギラの真夏よりも過ごしやすいし

 

しっとりしていいじゃないの、と

 

感じるようになってきています。

 

年齢のせいでしょうか?!

 

 

 

背の高いワイルドなのも多くて

 

下から見上げてみます。

 

透かしも美しいのね。

 

 

こんな眺め、アリエッティみたいじゃない?

 

(これも古いですね)

 

 

 

これは!

 

私の好きな「ウズアジサイ」ではないですか。

 

 

ガクの縁がくるんとカールしていて

 

すごく可愛らしいんですよね。

 

 

私は花の前で立ち止まり、写真を撮ったり

 

じっくりと眺めているんだけど

 

父はスタスタ・・・。

 

 

父にとっては花は、愛でるというより

 

風景の一部らしい。

 

 

さて帰りも本当は駅までまた

 

ハイキングがてら歩くつもりでしたが

 

時間が押しているのでシャトルバス


(250円)に乗りました。

 

 

今日のお出かけの後半戦がまだあり

 

その時間が迫ってきていたので。

 

 

 

東京都交響楽団のコンサートチケットが

 

あったので、そちらへも足を延ばしました。

 

 

そちらはハイキングのおまけ、

 

という位置づけでいたのですが、

 

父にはドストライクだったらしい。

 

 

元々、クラシックは大好きな父。

 

この日の演目を見て

 

グリーグの「ペールギュント」が

 

入ってる!と、すごく嬉しそう。

 

私などはメロディを聴けば

 

「あ~、聞いたことあるなぁ」程度だけど

 

父はこの大好きな曲をオーケストラで聴けて

 

かなり感激していたようなのです。

 

 

後に母からのLINE。

 

「興奮して帰ってきましたよ。

 

興奮冷めやらず久しぶりにCDを

 

大音量で何度も家で聴いているよ」と。

 

「オーケストラを聴いて、細胞が

 

活性化するのを感じた」

 

とまで話していたそう。

 

 

そこまで喜んでもらえるなんて。

 

誘ったかいがありました。

 

老化防止にはハイキングなど


歩くのが一番!と私は思ってきて


確かにそれも

 

父はすごく楽しんでいるんだけど

 

大好きなクラシックを生で聴くのも


いい刺激になるんだなぁ~と


実感しました。

 

 

私なぞが聴いても「豚に真珠」だけどニヤニヤ

 

 

こうしてハイキング&クラシックというやや

 

不思議な組み合わせの父娘ランデブーは

 

成功裏に終わりました。

 

 

「lee、忙しいだろうに(父と)

 

遊んでくれてありがとうね~」

 

と母から感謝されました(笑)