以前『お兄ちゃんは超新星』が有難いことに評判良くて
逆になかなか次に良いのが考えられなくてグァンスは書けないでいました(ノω・、)
これは『ボディーガードは超新星』のグァンス先輩の番外編のような感じで話が繋がるように書いています(^_-)☆
もちろん♪そのまま読んでも意味は、わかるかと思いますが(°∀°)b
ちなみに2話以降はアメンバー限定にします。ご了承下さいませ( p_q)
では、はじまり、はじまり~(≧▽≦)
『何で日本で働こうと思ったんですか?』
このテの質問は、もう何度答えたかな?
その度に
『前から興味があったから』
とかテキトーに答えていた。
日本に勤めて3カ月。
―その前に3年日本語の勉強を頑張った。
まだ俺が学生だった頃
『グァンス先輩!
私お付き合いすることが出来ました。
色々相談に のってもらって、ありがとうございます』
LINEでアイツに、そう言われた。
バイト先で知り合った留学生の女の子。
すでに俺と出会った時には日常生活はフツーに出来るくらいの語学力だった。
恋に一生懸命で、な~んか…放っておけなくて…ちょいちょい相談のってたら、なつかれて(笑)
自然な流れとは言え
もし、あの時
アイツのマンションの駐車場で
キスするフリ
…じゃなく
キス
したら?!
そしたら嫌われただろうな。
ーいや、嫌われた方が良かったかもな?
どうやら 片思い をこじらせた(笑)
好きだったかも?!
と気付いたのは
『無事、付き合えて良かったな』
と自分で返事をした後だった。
でも、どうすることも出来なくて
前から時々行くカジュアルな雰囲気のBarに行った。
飲みたい気分だった。
常連とは言いにくい俺が
「マスター」
って呼ぶと怒る。
「年が変わらないんだから
『ソンジェ兄さん』
て呼んでよ♪」
って…
つまり俺は気に入ってもらっている(笑)
今日も、ふらりと立ち寄って
カウンター席で、たわいもない話をしてる時に
ふと後ろの方から
男女の別れ話が聞こえてきた。
店を出ていく男性。
残された女性。
グラスを磨きながらソンジェ兄さんが
「ねぇ、あの女のヒト、こっちに呼んでいい?」
目線は違うけどカウンター席は俺1人。
つまり俺に言ってる。
「ーどうぞ…」
そう言って俺は席を立とうとしたら
「ちょ、ちょっと待って!グァンスがいるから呼ぶのにぃ」
ソンジェ兄さんは引き留めようとする。
「え!俺?ジャマだろ」
思わず声が大きくなった。
「こういう時は
イイ男が側にいて
美味しいお酒がある…
それだけで慰められるんだってば!」
イイ男?俺が?
頷くソンジェ兄さんに、まんまと乗せられて、もう一度座り直した。
「ーアドバイス通り、
さっき言わせてもらいました。
ありがとうございます。
…って、あれ?もう、お酒用意されてるのね?」
その女性はソンジェ兄さんに話しかける。
「そう♪よく頑張って言えました~の、
ご褒美(笑)」
ソンジェ兄さんは嬉しそうだ。
「はい、グァンスのも!」
ソンジェ兄さんが、その女性と同じカクテルを俺にプレゼントしてくれた。
「え、俺は良いから…」
突然のことに、びっくりしたら
「グァンスは悩みがある時ほど、よく、つまらない話するから…
何があったか知らないけど、まぁ1杯プレゼント♪」
よく見てるな~。
つまらない は余計だけど(笑)
何だか嬉しくなった。
乾杯をして、
その女性は今、別れたばかりの男の話をし出した。
俺も聞いていいのかな?
と言うのもあって、いつもより早めに帰ろうと思った。
「じゃ、そろそろ…」
席を立つと
「え!あ!もう帰るの?
話聞いてくれて、ありがとね」
その女性は俺に笑顔で手をふった。
話を聞く?!
ちゃんと聞いてないよ(笑)
それにしても初対面の俺の前で、よく話せたね(汗)
とは言わなかったけど。
年上の女性の、あんな姿初めて見た。
今日1日で色々なことがあった衝撃的な夜だった。
つづく