数あるAgust Dの曲の中で、ユンギ部が最も好きな曲はso far awayです。


SURANさんの伸びのあるボーカルが響いて、とっても好きです。

 

IUちゃんをはじめ、ヘイズさん、イ・ソラさん、Halseyなど、数々の女性とのコラボしてますが、SURANさんの声がユンギ部は一番好きです。

ちょっと残念なのは、匂わせがあったとかないとか?色々噂されちゃって、今後きっと一緒にステージに立つことはないでしょうってことですが…

(ユンギ部の勝手な妄想によると、SURAN姉さんがSUGAの沼にはまっちゃったんじゃないかなって。そりゃ、近くにあんな優男がいたら恋にだってなんだって落ちますよ、ね、うんうん。←妄想です)

 

そんなわけで、前にもこちらの曲についてはブログに所々書いているのですが、映画も始まることですし、もう一度まとめてみたくなりまして、お時間のある方はお付き合いいただければと思います。




以前のブログ

2022/05/07


曲の前半は、The Lastと少し似ていて、かなり内面の感傷的な部分を歌詞にしています。

歌詞を引用しつつ、ユンギ部が思うことを書いてみます。






ありきたいの夢さえないのが情けないってのはわかってる

 

大人が提示するような枠組みの中では、本当にやりたいことが分からないという混乱。


俺はただ、仕方なく生きている

どうして俺だけがここにいるんだ

 

周りが進路を決めていく中、取り残される焦り。

 

死ねずにただ生きている

毎朝、目覚めるのが息をするのが怖いんだ

 

全てが消えてしまえばいい

クソみたいな俺も消えてしまえ

 

世の中にさえ見捨てられて

落ちていく

 

SUGAのパートは、かなり切迫した想いをつづっています。

焦燥感、孤独感、絶望感

苦しくなりますね。

後半の歌詞が、本当に救いです。

 

夢見ている 創造と人生の終わりに

あなたと一緒にいられることを

 

夢見ている あなたがどこにいても

思いやりに溢れていることを

 

夢見ている あなたが試練の終わりに

満開となることを

 

夢見ている 始まりは微弱でも

最後には壮大なものになることを

 

きっと、自分と同じ悩みを抱える若者に、苦難の渦中にいる人に、この曲を聞いているすべての人に、応援の意味を込めてこの曲を最終曲として選んだのではないかと思います。生きることに絶望しそうになった時、SUGAの赤裸々な告白のような曲が心に寄り添ってくれる。

そして、すべての人々へ応援歌であり、またSUGA自身へ向けた自分を鼓舞する曲であったのではないかと思うのです。

 

これは、最後ではなく、区切り。

これからやってくるBTSの輝かしい未来を歩くために、過去に対する区切り。

過去は決して消すことはできないし、今の自分を作ってくれたモノに違いはない。

ただ、いつも引きずっていてはいけない、だから線を引くための区切り。

そんな風に思います。

 

 

アイドルであることの葛藤。

SUGAの心を蝕んだかもしれない。

 

それでも言いたい。

アイドルになってくれてありがとう。

どんなに苦しくても、音楽を手離さないでいてくれてありがとう。

 

あなたがアイドルになっていなかったら、私はあなたを知ることも、あなたの音楽を聞くこともできなかった。

 

あなたがたくさんのものを分けてくれるから、その分幸せになってほしいと思う。

あなたの防弾となりたいというARMYが世界中にたくさんいるでしょう。

周りのたくさんの人から愛されている。

そしてBTSのメンバーも、いつだってあなたのそばにいる。

それをいつも感じていてほしい。

 




2022/5/7のブログは、ユンギ部の熱い想いが書かれていました🤭💦

後から読むと恥ずかしいですね笑




 

 

坂本龍一さんの感想


今回のD-DAYでは、坂本龍一さんが参加してくれたSnooze。



後半に、so far awayの一節がでてきます。

 

夢見ている 創造と人生の終わりに

あなたと一緒にいられることを

 

夢見ている あなたがどこにいても

思いやりに溢れていることを

 

夢見ている あなたが試練の終わりに

満開となることを

 

夢見ている 始まりは微弱でも

最後には壮大なものになることを

 

坂本龍一さんとの対談の中で、SUGAがこのSnoozeの説明しているシーンがあります。SUGAが、この曲は大変な思いをしている後輩に向けて頑張ってほしいという想いで書いたと話し、教授がSUGAの話を頷きながら真剣に耳を傾けて、最後に、「同時に自分に対しても大丈夫って言ってるような感じもする。」と話していました。教授と同じ感想で嬉しかったです。

 


ユンギ部にはso far awayの'あなた'は、自分自身なんじゃないかと思いました。自分を鼓舞するように、励ますように、前を向いて歩いて行け、と自分自身に言い聞かせるように。

 

そして今回のSonoozeの'あなた'は、過去の自分が持った苦しみを同じように抱えている後輩、または、辛さを抱えている人に向けて、語りかけているようです。

 

この歌を聞いたときにある臨床心理士さんのお話が思い浮かびました。

 

 

    

私の辛かった体験を生かしてカウンセラーになりたい、という人に対して、そう思う段階はまだあなたに辛さが残っているのかも知れない、本当に辛さが処理できた人は、『人のためよりもまずは自分ために、今後の人生を幸せにするぞ!』って思える事が多いと思う、と話すと。 (カウンセラーさんのXより)

 

実際に現場にいらっしゃる臨床心理士さんの言葉は、重みがありました。

そこから思ったこと。


SUGAは、過去を過去として区切りをつけようとしている。


本当に別離するための今は最終段階。


現在の自分に集中して、自分の幸せについて考えるとき、本当に過去から解放され、過去の自分を許す(手放す)のだろうと思います。        


        

バンタンとso far away

 

ライブでは一度、『2017 WINGS TOUR THE FINAL IN SOEUL』ボーカルチームで歌っていました。

SUGAのFirst Loveからのso far awayの繋ぎが自然になるよう編曲されてて、本当に美しかったです。音源としてJINくんとグクちゃんのバージョンで出ていますが、そちらは’First Love’という歌詞が加わっています。


この時は、この二つの曲のつながりがわからず、なぜだろう?と思っていたのですが、最近読んだインタビュー和訳によって理解することができました。

 

WINGS CONCEPT BOOKのインタビュー和訳

先日、Dear My Friendのブログを書いた際、引用させてもらった、WINGS CONCEPT BOOKのインタビュー和訳にSo Far Away

の記述が出てきます。

https://x.com/cher_bts/status/882055463822442497?s=20

 

   (아미누나@cher_btsさんのXより引用)

 

First LoveとSo Far Awayのメインラインは一緒、と書かれています。


いわば双子のような存在。


また、So Far Awayにオーケストラセッションを入れたかったが、間に合わなかったのでそのラインを活かして作ってみた、のだそうです。

 

なるほどー

ミックステープのSo Far Awayに初恋の要素が全くなかったので、なぜだろう、と思っていたユンギ部ですが、納得しました。


だから、あんなに自然に曲が移行されていったんですね、素晴らしい管弦楽と共に。

そして、ちゃんとBTSのコンセプトに沿うようにJIN&JKバージョンでは、First Loveという歌詞が加わり、世界観はBTS寄りに修正されているということなんですね、きっと。

 

JIN&JKバージョンの特に後半の、ジンさんとグクちゃんの美しい声と弦楽器の調和が本当に素晴らしいです。聞き惚れます。



ちなみに、このSo Far Away JIN&JKバージョンは4周年記念フェスタの時にSoundCloudを通じて公開されたようです。

その時のSUGAのコメントが以下です。

 

So Far Away (SUGA, 진, 정국 Ver.) (ibighit.com)

 

 

Agust Dのミックステープの最後の曲「So Far Away」をメンバーと一緒に聴くのは、また違った感覚だ。

むしろ、このバージョンのムードは、曲の元のスタイルに近いです。

 

ミックステープを完成させて、最後まで修正を重ねてリリースしたのですが、リリース後、歌詞を正しく見直していなかったことに気づきました。 「落ちないで」の歌詞は「落ちるな」と書かれていた...もう発表をしていたので、修正するには遅すぎるし、どうしようと思ったけど、初めてのミックステープだから、ちょっとおかしかったということで、笑。このバージョンはオリジナルの歌詞が書かれていて、歌詞が間違っていない。この機会に原曲の歌詞をシェアできてうれしいですので、ぜひ楽しんでください:)

 

4周年記念フェスタが終わりました、5周年記念フェスタでまたお会いしましょう。

4周年おめでとう、ARMY:)

 

-SUGA


 



 

so far awayが、はじめて世の中に出たのは、2016年のミックステープ「Agust D」の時。


それ以降も曲のメッセージや音楽は、他の曲と有機的に繋がっています。それは、一人の人が送り出すメッセージが一貫性を持っている、ということと同時に時の流れによって成長と変化をもたらす様、そうした過程を見せてくれているようにも思います。


 

自分のために人生を幸せにしていく


そんな姿を、今後たくさん見せていって欲しいなと思いますニコニコ