日本では、4/22に発売となったSUGA/Agust DのソロアルバムD-DAY。
D-DAY
否定的な考えから解放される日。
1. D-DAY
2. 해금 (奚琴)
3. HUH?!(feat. j-hope)
4. AMYGDALA
5. SDL
6. People Pt.2(feat. IU)
7. 극야 (極夜)
8. Interlude : Dawn
9. Snooze(feat. 坂本龍一, キム・ウソン of The Rose)
10. Life Goes On
鳥肌なアルバム
アルバムをずーっと毎日リピート中です❗️
ナムさんもシュチタで言ってましたが、アルバム前半は、ザ・Agust D、これぞAgust Dという曲。
中盤は、柔らかく聞き馴染みがする曲、後半はメッセージ性のある曲。
起承転結があって、曲を順番に聞いてほしいと言っていたSUGAの意図が感じられます。
wevers LIVEで、アルバムの解説をしてくれました。
一曲一曲丁寧にビハインドを。
ただ、解釈は受け取る側の自由だ、その余地は残したい、と話していました。
ということで、ユンギ部の感想&解釈をちょっとつらつらと...
わくわく待ちながら、やっと手にしたアルバムを始めて聴いたとき。
初めから終わりまで感動と驚きとでいっぱいでしたが、一番は、Snoozeの後半にso far awayが入ってきたときが鳥肌でした。
ここに、ここにつながるのかぁ😭😭と。
D-DAYは、過去のAgust DとD-2を引き継いでいて、3部作の3作目。
so far awayとSnoozeもそうですが、The LastとAmigudara---大吹打---haegeum、peopleとpt.2、というように3部作にまたがって繋がっています。
もう、wevers LIVEと合わせて、一曲づつあーだのこーだの言いたいところですが、それはぐっとこらえて(笑)
一言づづ。
ちょっと感想
1. D-DAY
RUN BTS!のもう一つの候補だったということで、パンチのある曲で、アルバムの1曲目を飾るにふさわしい。
2. 해금 (奚琴)
こちらもほぼMVありき、ということで、D-DAYのもう一つのメッセージ「解禁」を詰め込んでます。
徐々にとかいうのではなく、これまでの禁止を一気にぶち壊して開放してしまえ、という意図もありそうです。
流血、暴力、たばこ、窃盗、リンチ、殺人...これでもかという内容(笑)あれ、アイドルどこいった?の仕上がりです(笑)
監督さんがアクションの企画持ってきて、打合せしなおしたと話してましたが、そもそもSUGAのイメージも出来上がっていたんでしょうが、映画のような仕上がり、監督さんの熱の入れよう、演出、最高です!
SUGAは、チンピラとかワルをやらせたら上手いの知ってた!RUNの時もめちゃはまってたもん!
好きです、やんちゃなSUGA。
とにかく、驚きと、圧倒されたのと、まんまとSUGAにやられたMVというところです。
3. HUH?!(feat. j-hope)
ホビさんとのコラボ。ホビさんの存在感!
兵役の出発が発売と近く、ハナムケではないですが、余計に胸に来たというか、こうして形として二人の曲として仕上がってよかったなと思いました。
4. AMYGDALA
こちらは後ほど。
実は、今回のアルバムで一番聞いているかもしれないです。
5. SDL
ここから曲調が変わって、ちょっと穏やかになります。
おしゃれな曲。
そして、愛がテーマですが、愛ってなんだろう、って話で。
そんなに大事じゃなくて、ただ目の前にある愛しいってことがすべて愛なんじゃないか?
っていう風にSUGA話しているとユンギ部は思いました。
6. People Pt.2(feat. IU)
こちらもおしゃれな曲その2。少しR&Bのような。
IUちゃん。信頼できる同級生であり、友人であり、仕事仲間なんでしょう。
peopleを受けて、pt.2。こちらもサランとサラム、人と愛、などがテーマ。
peopleから、サラン(愛)てあったけど、まだ愛ってなんだよって話で、今回も恋愛というよりは、人の愛って…というSUGAから見た愛ってこう、っていうのが書かれてると感じました。
あなたはもう愛されるに値しているのだから
この歌詞はグッときました。
7. Polar Night(極夜)
極夜…1日太陽が昇らない夜
自分の中の話というよりは、外の、世界の人が置かれている状況、それに対する想い。
戦争も、政治も、身近であればSNSも、悪意はいたるところにあって。
人間関係は非常に困難な時があって。
否定的な意見を言っている人が一握りであっても、まるでそれが全体の意見のようになっていることがある。
でもそうじゃない。声を挙げない、グレーの人がいっぱいいる。濃淡が違うだけ。僕もその一人。と話していました。
ユンギ部も同意見です。
ユンギ部はピラミッドでイメージするのですが。
意見を言えるほどの強い意志を持った人は、ピラミッドの三角形の上の方、ほんの一部で、この中でも反対・どちらでもない・賛成に分かれる。そして、それ以外の声をあげない人たちがそのピラミッドの下に何十倍もいる。そして、その人の中にも賛成反対はあるだろうが、その多くの人がそこまで思っていないグレーの人なのだ。
大きい声の人の意見が、あたかも大多数のように聞こえてしまう。
意見を言いたい人は、それだけのパワーでもって論じるため、ピラミッドの中のごく一部なのに、あたかもピラミッド全体の意見のように振る舞う。
そうした声に惑わされる必要はない。
なんの義理もない。
また人は非常に利己的で、大義名分は、一部の誰かにとっての正義でしかない。
It is all dirty(すべて汚れている)
この歌詞を聞いたとき、ふと鬼束ちひろの「月光」を思い出しました。
I am GOD'S CHILD (私は神の子供)
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
(こんな場所でどうやって生きろと言うの?)
こんなもののために生まれたんじゃない
この時代に子供を産むことが、親のエゴなんじゃないか、そんなことを思わなければいけない世の中だとしたら、遅かれ早かれその社会は滅びるんだろうと思ってしまう。
8. Interlude : Dawn
映画音楽にも興味があるとのこと。
サムスンでもその片鱗を醸し出しており、好きなようにやってくださいと言われたから、あれもこれもやったと、悪い顔しながら話してたことありましたしね笑
Apple MusicのAgust Dラジオでも、EP.4で好きなものをテーマに話したとき、坂本龍一さんも出てきたけど、タイタニックとか映画の曲がたくさん出てきて、多分、SUGAのこれからのビジョンはそちらにも広がっていくのかなぁと感じました。
坂本龍一さんは、若い頃は、ポップスやテクノで一躍有名になり、一方で民族音楽やクラシック、映画音楽と幅広く活躍されました。SUGAも教授をロールモデルとしていくのではないかなぁ、と思ったりしてます。
9. Snooze(feat. 坂本龍一, キム・ウソン of The Rose)
とにかく会えてよかった。
教授からたくさんのものを得たんだろうと思います。
ドキュメンタリーで見られる、教授のレッスン🎵和音の話は、ユンギ部も興味深かった。まとめてだと雑音でも、離れさせて鳴らすと、非常に切ない哀愁の音になる。テレビの前で、1人「本当だ。」って言ってました笑
共作ができて本当によかった。良かったぁ😭どちらのファンとしても万感の想いです。
ブログ
後輩へのメッセージ。
過去の自分に言いたかった事。
当時、言われたかった事。
so far awayへのつながりは、ユンギ部は本当に鳥肌が立ちました。
メッセージは同じだから、同じ曲の中に共存しているわけですが、「あなた」が2016年のso far awayと今回のSnoozeとでは違うと思うんです。
以前のブログの中で書きましたが、ユンギ部にはso far awayの'あなた'は、自分自身なんじゃないかと思いました。自分を鼓舞するように、励ますように、前を向いて歩いて行け、と自分自身に言い聞かせるように。
そして今回の'あなた'は、過去の自分が持った苦しみを同じように抱えている後輩、または、辛さを抱えている人に向けて、語りかけているように思います。
この歌を聞いたときにある臨床心理士さんのお話が思い浮かびました。
柳澤博紀(おでこひろのり)@yana7654321中高生のカウンセリングしてると、例年「私の辛かった体験を活かすためにも、カウンセラーになりたい」とのお話を聞くことがあります。その時に、私がお伝えするのは「『辛かった体験を活かそう』と思う段階は、まだその辛さがあなたに残っている段階なのかもしれない。本当に辛さが処理できた人は
2023年04月28日 13:15
私の辛かった体験を生かしてカウンセラーになりたい、という人に対して、そう思う段階はまだあなたに辛さが残っているのかも知れない、本当に辛さが処理できた人は、『人のためよりもまずは自分ために、今後の人生を幸せにするぞ!』って思える事が多いと思う、と話すと。
SUGAは、過去を過去として区切りをつけようとしている。本当に別離するための今は最終段階。
現在の自分に集中して、自分の幸せについて考えるとき、本当に過去から解放され、過去の自分を許す(手放す)のだろうと思います。
許すについて。
許す、という言葉はとても強い言葉です。誤解なきよう、上のブログを読んでくださると助かります。
10. Life Goes On
素朴な歌い方が、とてもマッチしてます。
苦しくても悲しくても、それでも人生は続く。
ここが終わりじゃない。
疲れすぎて、今は見えなくても、歩いていく道が前にはあるんだと。
そんなメッセージかなと感じました。
三部作の意味
ユンギ部の中では、Agust D、D-2、D-DAYを言葉で表すと、
誕生→対峙→別離
とこんな風にはじめは思ったのですが、別離の前に「還流」という言葉が入るのかななんて。
大好きなドラマ相棒で覚えた言葉ですが(笑)
同じ流れに戻ることを意味します。so far awayを聞いたときにパッと思いつきました。
D-DAYでは同じ場所に戻っても、それは時間が経過し変化しており、少し離れたところから俯瞰で見ている。そして、その過去を辿りながら自分と同じ境遇の人に向けて、どうか苦しまないでと言葉を残し、人を癒しながら、同時に自分も癒されている。
別離と書きましたが、実は本当の別離はないのかもしれません。
傷が癒えても、傷痕が残るように、完全に消し去ることはできないのかもしれません。
HaegeumのMVで最後の顔をあげるところは、監督さんがどうしても入れないといけないシーンだと言ったから、とSUGAが話していましたが、ユンギ部もあのシーンがあることでMVの意味が深まったんじゃないかと思います。
ユンギ部は、あそこで目があったのは、傷のあるAgust Dなんじゃないかと思います。考察は自由にしていい、と言っていたので本当に勝手にいろいろ言いますが(笑)
どんなに殺そうとしても消すことのできない存在。
別離とは、存在をはっきりと認識したうえで、意識的に区切りをつける、コントロールする、ということなのかなと。
とりとめもなくつらつら書いてしまいましたが、今はこんなことをとめどなく思ったり考えたりしています。
これから、聞いていくうちに変わっていくかもしれません。
さて、一言とかいいつつ、全然一言ではないユンギ部独断と偏見の「アルバムD-DAYを聞いて」でした💦
ここまで読んでくださってありがとうございました
アミグダラはのちほど、と書きましたが、次のブログでにしたいと思います。
ますます独断と偏見の内容になりそうな...😅