ビジネスパーソンのための英語コーチ
李倖枝(りゆきえ)です。
私はここ何年かの間、
「韓国語ができたらいいな。」
と思っています。
少しだけ勉強して
ハングルが読めるようになった時もあったけれど
もうそれは1年以上前のこと。
なぜ語学コーチである私が行動に移せないのか・・・。
それは、ズバリ
「必要がないから」です。
緊急でない案件として仕分けているから、
今すぐに取り組む必要がないと思っている自分がいます。
だって今は韓国語ができなくたって
別に困ることは全くないんです。
「韓国に行っても友人とは英語で話せるし・・・」
と、おそらく多くの人たちが
こんな風に英語について思っているんだろうと想像します。
では・・・
どんな人が英語ができるようになっているか
今まで、さまざまな生徒さんの英語コーチングをさせていただきました。
その中でも、最速かつ確実に英語力が上がった人にはある共通点があります。
それは
絶対的に英語ができないと、どうしようもない状況にいる(た)
です。
自分が意図していなくても
こういった状況におちいってしまった方もいるとは思いますが
彼らの場合は違います。
私が知っている英語学習を成功した人たちは、
今すぐに対応しなければならない状況を
自ら作りに行けた人です。
■私と生徒さんのケース
私自身もそうです。
私は高校卒業後、
将来のことはあまり考えずにアメリカ留学のために渡米しました。
英語を(「も」です💦)ろくに勉強しないくせに
現地の4年制大学に進学をすると日本を出ました。
その後
大学入学レベルのTOEFLスコアに上げていくのだけでも
1年半もかかったわけですが
正直、私はもう無理なんじゃないかと何度も思いました。
しかし
「こんな中途半端なまま日本に戻っても、何にもならない」
と思うと同時に、
「両親や友人たちに会わせる顔がない。
これはこのままでは絶対に帰れない・・・!」
「恥ずかしすぎる!」
と自分自身の生存の危うさを感じるようになったので、
私は英語で自分がやることを淡々とやり続けるしかなかったのです。
未来の自分がその時のことをどう見るかなんて
当時は全く想像できませんでしたが、
20年後にこうして振り返ると
私の人生の転機になったことは間違いはありません。
<私の生徒さんケース>
英語ができるようになってTOEICも800点レベルに行ったら
海外案件に参加できるようになるから、英語頑張ります!
ではなく
英語ができなかったとしても
海外案件に自ら突っ込んでいき
積極的に自分が担当者となり
海外赴任しなければならないような状況に
仕立て上げていく。
英語はそれから取り組むという方を数名みています。
正直、有名企業においても
海外赴任の際にTOEICをマストにしていないところも多いです。
おそらく
状況的にTOEICのスコア云々は関係ないという
雰囲気にしていくのでしょう。
私も実際に会社員で海外事業部にいた時そうでした。
十分に取引先と英語で会話できない人も
自分が担当しているクライアントが海外展開するとなれば
この案件のために海外とやり取りをしないといけない。
海外の状況も知らなければならない。
という状況になってしまえば、
大きな責任が発生し、英語をやるしかないのです。
※英語が公用語の国でなくても、
ほぼ英語がグローバル言語としてビジネスでは使われるので
大体のケースにおいて、どこの国に行くにしても英語が必須になります。
目標を達成するために英語が必要だっただけ
どうやったら自分を追い込める環境を作れるのか。
考えてみて行動をしてみてください。
なぜならば、これが英語習得への最短の道だから。
人間、負荷がかからないと行動しないんです。