精神的ストレスと腸内環境の深い関係
〜Paneth細胞とα-defensinの新しい発見〜
最近の研究では「腸と心のつながり(腸脳相関)」が注目を集めています。うつ病の背景には腸内環境の乱れが関与している可能性があり、そのカギを握るのが Paneth(パネート)細胞 と呼ばれる腸の細胞です。
この細胞は、腸内で「α-defensin(アルファ・ディフェンシン)」という抗菌ペプチドを分泌し、腸内細菌のバランスを保つ役割を果たしています。
🧪 研究の内容
北海道大学の研究チームは、マウスに精神的ストレスを与えたところ、次のことを明らかにしました。
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ストレスを受けるとPaneth細胞のα-defensin分泌が低下
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その結果、腸内細菌の組成(バランス)が乱れる(dysbiosis)
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この腸内環境の乱れが、うつ様の行動(意欲低下や不安行動など)と関係している
つまり、ストレスによって腸内の守護者であるα-defensinが減り、腸内細菌バランスが崩れることが、心の不調へつながる可能性が示されたのです。
🔍 研究結果のポイント
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ストレス負荷から1週間でα-defensinが著しく低下
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そのタイミングで「抑うつ様行動」が目立つようになる
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腸内細菌の中では特に Lachnospiraceae と Butyricicoccaceae という細菌群の変化が関与
腸内細菌の種類まで具体的に関連が示されたのは、とても大きな成果です。
💡 まとめと考察
この研究からわかることは、
「心の健康を守るには腸内環境が重要」 ということ。
Paneth細胞やα-defensinは、これまで「腸の防御因子」として知られていましたが、今回の研究は「心の病態形成にも関与する可能性」を示しています。
腸内細菌や腸の健康を整えることが、うつ病の予防や新しい治療の糸口になるかもしれません。
📖 出典(論文情報)
第29回腸内細菌学会学術集会
「精神的ストレスによるPaneth細胞α-defensin分泌低下は腸内細菌叢組成を撹乱し、抑うつ様行動に関与する」
Psychological stress-induced decrease of Paneth cell α-defensin disturbs intestinal microbiota composition related to depression-like behavior
横井友樹ほか(北海道大学大学院生命科学院・獣医学研究院)
腸と脳は密接につながっています。
腸をよくすることで、脳のパフォーマンスもぐぐっと変わっていきます。
ロイテリ菌も腸内環境を整えていくサプリのひとつ。
ちょっと特殊な菌なので、是非試してみる価値はありますよ!
腸内環境を整えて、気持ちが穏やかで、頭の回転も良い状態を作っていきたいですね!
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私も腸内環境でこんな変化がありましたよ~



