https://youtu.be/c-3vPxKdj6o


Grew up in a small town

(小さな町で育った私は)

And when the rain would fall down

(雨が降りそうになると)

I'd just stare out my window

(窓の外をただボーッと眺めていて)

Dreamin' of what could be

(物思いにばかりふけっていた)

And if I'd end up happy

(幸せな人生だと思えるように)

I would pray

(祈るばかりだった)


Trying hard to reach out

(ひたすら手を差し伸べ)

But when I tried to speak out

(声を上げようとも)

Felt like no one could hear me

(誰にも聞こえていないようで)

Wanted to belong here

(この町に居場所を求めていたけど)

But something felt so wrong here

(どこか違和感を覚えていた)

So I pray

(だから祈っていた)

I could breakaway

(ここから旅立つことはできないのかと)


★I'll spread my wings, and I'll learn how to fly

(翼を広げて羽ばたく術を身につけよう)

I'll do what it takes till I touch the sky

(この手が空に触れるまでどんなことでも厭わない)

And I'll make a wish

(願いを懸けて)

Take a chance

(チャンスを物にしよう)

Make a change

(このままじゃいけない)

And breakaway

(旅立つのよ)

Out of the darkness and into the sun

(闇を潜り抜け太陽に飛び込もう)

But I won't forget all the ones that I love

(でも愛する人たちを忘れることはしない)

I'll take a risk

(リスクを冒し)

Take a chance

(チャンスを物にしよう)

Make a change

(変わるんだ)

And breakaway

(旅立つのよ)


Want to feel the warm breeze

(暖かいそよ風に吹かれ)

Sleep under a palm tree

(ヤシの木の下で眠り)

Feel the rush of the ocean

(潮風に当たりたい)

Get on board a fast train

(特急電車に乗って)

Travel on a jet plane

(飛行機で旅に出るの)

Faraway

(遠くまで)

And breakaway

(旅立つのよ)


繰り返し


Buildings with a hundred floors

(高層ビル群に囲まれ)

Swinging 'round revolvin' doors

(回転ドアを行ったり来たり)

Maybe I don't know where they take me

(どこに向かってるんだろう)

But gotta keep movin' on

(でも歩みを止めちゃダメ)

Movin' on

(歩き続けるの)

Fly away

(飛び立つの)

Breakaway

(旅立つのよ)


繰り返し


Breakaway

(旅立つの)

Breakaway

(旅立つのよ)


【解説】

この曲は2004年にリリース。映画『プリティ・プリンセス2』のサントラにも収録されています。

もともとはアヴリル・ラヴィーンによって書かれ、デビューアルバム『Let Go』(2002)に収録する予定でしたが、アルバムの曲想にふさわしくないとして、その2年後にケリーに楽曲提供されました。

ノスタルジックな気持ちにさせてくれるのがこの曲の特徴ですね。


さて、この曲の根底にあるのは、やはりアヴリルの幼少の頃の葛藤と上京した頃の気持ちや決意なのかなと思います。それを思い翻訳しました。


この曲も中学生英語で十分理解可能ですが、wouldやcouldという助動詞が過去形になっていることがポイント。どれが《過去の単純未来》なのか《推量》なのかよく読み込んだ見極める必要があります。

またwouldは《過去の習慣》である場合もあるし、couldも単なる過去形である場合もあるので注意。

日本人学習者にとって苦手分野でもあるので、辞書を引きながら読んでもいいと思います。


中でも理解が難しいのが、Aメロの"Dreaming of what could be"かなと思います。まずこれは"I'd just stare out my window"に繋がっていますので、「〜しながら(-ing)、窓の外をただボーッと眺めていた(過去の習慣のwould)」。

what could beは過去推量のcouldなので「どんな風になり得ていたのか」といった意味です。気持ち的には「もし環境が違っていたら、今の自分はどうなっていたのかな」くらいでしょうか。それをひと言で表すと「物思いにふける」になるかと思います。


"swinging 'round revolvin' doors"

「(いくつかの)回転ドアの周りをクルクル回りながら」が直訳。ドアが複数形になっているので、きっと主人公はいくつものレコード会社を当たったのだろうと推測できます。しかも回転ドアの英語の意味は「堂々巡り」という意味合いもあるので、1社当たっては門前払いされていたのだと読み取れます。しかもこの単語は「人の入れ替わりが激しい組織」という意味もありますので覚えておいても損はないかも。