私の奥底は伊豆半島の修善寺での記憶が大部分を占めていて、
夏蝉の声、温泉旅館の厨房入口の匂い、観光客が鳴らす夜下駄の音、竹藪のうねり、太陽光に反射しキラキラ光る温泉
これらは、遠い場所、異なる時間にいても、今として感じられる。
皆の反対を押し切り修善寺店をオープンした理由は、心地よい癒しのウエアを修善寺というゆっくりと時間が流れる温泉場で提供したいとの思いがあったからだ。でも一番癒しを感じていたのは誰でもなく間違いなく私だと思う。
先日熱海店をプレオープンした。
私はサイキックとか、そういうことに全く鈍感ではあるけれど、
熱海の街は躍動している様に感じられる。
熱いパッションを感じ、何故か元気になるのです。
修善寺が静で熱海が動。修善寺では過去から現在に時がゆっくり流れていて、熱海は未来から現在に時が溢れだし、現在が押し出されている感じ。
熱海というエネルギー溢れる場所で癒しのウエアを提供することは
修善寺の静とは異なり、またとても面白い事だなと思いました。