神戸港からブラジルへ移民した年からちょうど100周年という事で行われたこのパーティーは
熱帯衣森林保護団体、南研子さんによるアマゾンの環境問題についての講演会やWilma de Oliveira(ヴィウマ・ジ・オリベイラ)さんによるボサノバLIVE、ROSA CHA・TEREZA SANTOS・CRIS BORRUS の3ブランドのファッションショーと、短時間で内容がギュっと凝縮された企画でした。
19時。開場とともに神戸の絶景が見える素敵な空間、solaにご招待されたお客様が素敵なお洋服を身にまといご来場されました。
そして半をまわる頃、お食事の前にブラジル環境問題について取り組んでいらっしゃる南研子さんの講演会が始まりました。
今、この地球上の酸素の3分の1がアマゾンで作られ、6000種類もの植物がみうけられるというまさに「生物の宝庫」であるアマゾンが、牧場、大豆畑、サトウキビ畑、鉱物採掘場をつくるために、年間、東京ドーム1万2千個分の広さがなくなっているという現状。。。
そして、日本人なら聞いた事はないであろう病気、水銀汚染による「水俣病」が流行しているという。。。
つい先日、ノストラダムスの大予言ではないが、今後の世界に起こるであろう出来事を聞かされた事があった。
その一つにアマゾンの事柄もあったのを講演会に耳を傾けながら思い出した。
ちなみに、その中には最近上映されていた「アイ アム レジェンド」のような世界もあったな。。。
恐ろしすぎて耳に蓋をしたくなるような話であったのは間違いない。
人間はいつの頃からか私利私欲的な行為をする。
それが、本来あるべきモノまで利のために消してしまう。
そのシワ寄せは必ずくると私は思う。
私はこのブログの中で何度も口にしているが、
「大切なもの」は失ってはいけない。
毎日を生きていく中で当たり前にあるもの。
当たり前の基準は千差万別ではあるが、酸素がなければ私達は息ができない。
水がなければいつの日か、干からびてしまう。
食べ物がなければ、飢えて衰退してしまう。
周りに人がいなくなってしまえば、今感じることを話すこともできない。
寂しさや孤独、不安とで私なら気が狂ってしまうだろう。
優しさにも触れられない。温もりも。
公演中、南さんがおっしゃられました。
「ブラジルに滞在中、森の中につれていかれた日の事です。
木に登っていたサルが矢で地上に落とされました。
その後には、人々の口に入る瞬間を目の当たりにしました。
私達は、ご飯を食べる前に〝頂きます〟といいます。
本来命あるものを私達は口にするのです。
その命を頂いて私達は生きています。
その命に対して、〝頂きます〟というのです。
そして、その命を頂いた後には〝ご馳走様〟の言葉を。。。」
スライドショーでは、ブラジルの民族の方々の写真やブラジル環境の写真、
動物などなど数多くの写真を見せていただきました。
ライトが明るくなると、そこには180度違う風景があるのです。
とても複雑な思いでした。
でも、きっとご来場のお客様はそれぞれが何か感じたのではないでしょうか。。。
そして、お食事とともにブラジル音楽に触れていただき、
それはそれは素敵な心弾む時間となったと思います。
時間が21時半をまわったころ、司会者の案内とともに会場全体が暗くなり
フィナーレであるファッションショーの始まりです。
ブラジルアパレルは本当に色鮮やかで、水着からドレスまでのコーディネートが何体も
ステージ上に現れ、本当に素敵なショーだったと思います。
私も照明係でありながらも写真を撮るのに必死でした(笑
全ての幕が下りたのは22時頃だったかな。
このブラジルナイトで私達Hi Five Entertainmentは企画、プロデュース等をさせて頂きましたが、
やはりゼロからモノを作るということは本当に大変な事で、、、
でもその分誰よりも多くの笑顔を見れ、支えられ、私達も笑顔になるのです。
毎回いろいろと勉強させられます。
毎回何かを感じます。
毎回何かを悔やみます。
毎回何かを手に入れます。
毎回人と人との繋がりをかんじます。
毎回誰かに支えられ、優しさに触れます。
毎回誰かに笑顔をもらいます。
毎回〝ありがとう〟感謝の気持ちが飛び交います。溢れます。
毎回、笑顔でゆう〝お疲れ様でした〟が〝又会う日までさようなら〟です。
毎回、帰りには胸をなでおろします。
毎回、毎回、毎回、の繰り返しで、今があり次のステージへと繋がっていきます。
私達の道は全て小さな一つ一つの点から始まる。
努力すればきっと、振り返った時に今まで見たことのない素敵な場所にたどり着く。。。
それが見たくてみんな頑張ってるんだ。
もがきながら。
青い海と緑の大地そして、大気のあるこの地球の上で。

